那覇市議会 > 2010-09-22 >
平成 22年(2010年) 9月定例会−09月22日-07号

  • "母子寡婦福祉資金貸付制度"(/)
ツイート シェア
  1. 那覇市議会 2010-09-22
    平成 22年(2010年) 9月定例会−09月22日-07号


    取得元: 那覇市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-01
    平成 22年(2010年) 9月定例会−09月22日-07号平成22年 9月定例会             平成22年(2010年)9月那覇市議会定例会                  議事日程 第7号               平成22年9月22日(水)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 個 人 質 問 第3 議案第66号 那覇市固定資産評価審査委員会の委員の選任について 第4 議案第67号 那覇市役所支所設置条例の一部を改正する条例制定について    議案第68号 那覇市公設市場条例の一部を改正する条例制定について    議案第69号 那覇市建築確認等手数料条例の一部を改正する条例制定について    議案第70号 那覇市火災予防条例の一部を改正する条例制定について    議案第71号 那覇市消防危険物手数料条例の一部を改正する条例制定について    議案第72号 平成22年度那覇市一般会計補正予算(第3号)    議案第73号 平成22年度那覇市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)    議案第74号 平成22年度那覇市市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)    議案第75号 平成22年度那覇市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)    議案第76号 平成22年度那覇市下水道事業会計補正予算(第1号)    議案第77号 平成21年度那覇市下水道事業会計決算
       議案第78号 財産の取得について((仮称)古蔵学校給食センター厨房機器類備品A分類の購入)    議案第79号 財産の取得について((仮称)銘苅学校給食センター厨房機器類備品A分類の購入)    議案第80号 財産の取得について((仮称)銘苅学校給食センター厨房機器類備品B分類の購入)    議案第81号 工事請負契約について((仮称)鏡水コミュニティセンター建設工事(建築))    議案第82号 那覇港管理組合規約の一部変更について    議案第83号 工事請負契約について((仮称)牧志・安里公民館図書館設置工事(建築))    議案第84号 工事請負契約について((仮称)新都心第2小学校新築工事(校舎・建築))    議案第85号 那覇市火災予防条例の一部を改正する条例制定について 第5 認定第1号 平成21年度那覇市水道事業会計決算    認定第2号 平成21年度那覇市一般会計歳入歳出決算    認定第3号 平成21年度那覇市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算    認定第4号 平成21年度那覇市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算    認定第5号 平成21年度那覇市老人保健特別会計歳入歳出決算    認定第6号 平成21年度那覇市市街地再開発事業特別会計歳入歳出決算    認定第7号 平成21年度那覇市介護保険事業特別会計歳入歳出決算    認定第8号 平成21年度那覇市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算    認定第9号 平成21年度那覇市病院事業債管理特別会計歳入歳出決算 第6 報告第25号 専決処分の報告について(車両物損事故)    報告第26号 独立行政法人那覇市立病院の平成21事業年度の業務実績に関する評価結果について    報告第27号 専決処分の報告について(車両物損事故)    報告第28号 専決処分の報告について(車両物損事故)    報告第29号 専決処分の報告について(車両物損事故)    報告第30号 専決処分の報告について(車両物損事故)    報告第31号 平成22年度の資金不足比率の報告について    報告第32号 専決処分の報告について(工事請負金額の変更)    報告第33号 平成21年度の健全化判断比率(将来負担比率)の修正報告について    報告第34号 平成22年度の健全化判断比率の報告について                〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                  会 議 に 付 し た 事 件 〇議事日程に同じ                〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇出席議員(39人)  1番  野 原 嘉 孝 議員  3番  桑 江   豊 議員  4番  花 城 正 樹 議員  5番  山 川 泰 博 議員  6番  前 泊 美 紀 議員  7番  下 地 敏 男 議員  8番  宮 平 のり子 議員  9番  糸 数 昌 洋 議員  10番  翁 長 俊 英 議員  11番  大 浜 安 史 議員  12番  清 水 磨 男 議員  13番  玉 城   彰 議員  14番  前 田 千 尋 議員  15番  比 嘉 瑞 己 議員  16番  平 良 識 子 議員  17番  喜舎場 盛 三 議員  18番  宮 里 光 雄 議員  19番  坂 井 浩 二 議員  20番  新 屋 清 喜 議員  21番  宮 國 恵 徳 議員  22番  我如古 一 郎 議員  23番  古 堅 茂 治 議員  24番  湧 川 朝 渉 議員  25番  山 川 典 二 議員  26番  金 城   徹 議員  27番  久 高 友 弘 議員  28番  山 城 誠 司 議員  29番  亀 島 賢二郎 議員  30番  平 良 仁 一 議員  31番  仲 松   寛 議員  32番  與 儀 實 司 議員  33番  高 良 正 幸 議員  34番  瀬 長   清 議員  35番  渡久地 政 作 議員  36番  屋 良 栄 作 議員  37番  永 山 盛 廣 議員  38番  久 高 将 光 議員  39番  安慶田 光 男 議員  40番  唐 真 弘 安 議員 ──────────────────── 〇欠席議員(1人)  2番 大 浜 美早江 議員 ──────────────────── 〇説明のため出席した者の職、氏名  翁 長 雄 志  市長  神 谷 博 之  副市長  仲 村 家 治  副市長  知 念   覚  総務部長  渡慶次 克 彦  企画財務部長  上 原 郁 夫  市民文化部長  新 里   勉  経済観光部長  来 間   淳  環境部長  大 嶺 英 明  健康福祉部長  大 城 弘 明  健康保険局長  澤 岻 郁 子  こどもみらい部長  翁 長   聡  都市計画部長  小橋川 邦 也  建設管理部長  大 城 幸 子  会計管理者  宮 平   智  消防長兼総務部参事監  宮 里 千 里  上下水道事業管理者  前 原 常 雄  上下水道部長  城 間 幹 子  教育長  新 城 和 範  生涯学習部長  盛 島 明 秀  学校教育部長 ──────────────────── 〇職務のため出席した事務局職員の職、氏名  高 嶺 哲 彦  局長  米 須 哲 夫  次長
     新 里 和 一  副参事  双 森 文 雄  主幹  山 里   実  主幹  長 嶺   勝  主幹  津波古 文 雄  主幹              (午前10時 開議) ○金城徹 議長   これより本日の会議を開きます。 ○金城徹 議長   この際、諸般の報告を行います。  このほど平成22年度市政概要を作成しましたので、お手元に配布しておきました。  これで、諸般の報告を終わります。 ○金城徹 議長   日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、久高友弘議員、亀島賢二郎議員を指名いたします。 ○金城徹 議長   日程第2、昨日に引き続き、個人質問を行います。  この際、申し上げます。  議事の都合により、本日の個人質問に関する発言の割当時間は、答弁を除いて各議員15分以内といたします。  なお、各派代表者会議及び議会運営委員会において、答弁を含めて30分以内とすることが確認されておりますので、議員及び当局におかれましては、今定例会においても引き続き遵守されますようご協力をお願いいたします。  それでは、発言通告書に従い、順次、発言を許します。  久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   おはようございます。トップバッターで質問をさせていただきます。  都市計画行政について質問をいたします。  泊ふ頭の記念公園は、港湾利用者や観光客の憩いの場として、また、水と緑に囲まれた市民の憩いの場となるように建設されたものであります。  しかし、同公園内に民間ビルが建設され、都市景観や公園の機能を損ね、公園として全く利用されていない状況であります。  当該建物は、那覇港臨港地区内の分区における構築物の規制に関する条例に抵触するのではないかと疑問をもちながら、質問に入ります。  (1)那覇港臨港地区内の分区における構築物の規制に関する条例第3条第1項、商港区の区域内においては、飲食店、店舗、旅館及びホテル並びにその附帯施設は規制しないということになっているが、沖縄県をはじめ広島、横浜等、他の都道府県でも前文に「港湾の旅客または貨物に関連する事業者の利便に供するため」という文言が入っている。平成20年12月定例会で、文言の導入について指摘をしたが、その後、どのような対応をしたか伺います。  (2)「泊ふ頭ポートルネッサンス21」事業は、昭和63年から平成7年までを第1期事業として整備している。事業計画があるのを知りながら、なぜ事業着工前の昭和60年に建築させたのか伺います。  (3)当該構築物の確認済証の交付日を伺います。  (4)上記の件について那覇市と建築主が念書を取り交わした年月日と、経緯及び根拠を伺います。  (5)建築確認審査及び完了検査において、港湾管理者及び建築指導課が港湾従事者の利便のための構築物と判断できた箇所はどこにあるか、伺います。  残りは自席から再質問いたします。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   おはようございます。  久高友弘議員の個人質問、都市計画行政について、港湾管理組合に確認した内容と合わせて順次お答えします。  (1)分区条例中に「港湾の旅客または貨物に関連する事業者の利便に供するための」という言葉の導入について、平成20年12月議会で指摘したがその後の対応はどうなっているかについて、お答えします。  分区条例を所管する那覇港管理組合に確認したところ、那覇港臨港地区内の分区における構築物の規制に関する条例については、港湾法第40条に基づき制定されており、港湾法の趣旨には反しないと考えているとのことであります。  なお、那覇港管理組合が67カ所の港湾管理者へ分区条例について調査依頼したところ、分区条例を制定している54箇所の港のうち22箇所は、「港湾の旅客または貨物に関する事業者の利便に供するための」という文言は入っていないと回答があったとのことであります。  次に、(2)の、事業計画があるのを知りながら、なぜ事業着手前の昭和60年に建築させたのかについて、お答えします。  「泊ふ頭ポートルネッサンス21」事業は、道路や公園などの都市計画決定がなされた都市計画施設と異なり、土地利用に対して拘束力をもたない港湾計画における事業であることから、当該建築物は所定の建築確認申請手続き等が行われ、分区条例にも適合しており、確認済証が交付されております。  次に、(3)の当該構築部の確認済証交付日は、昭和59年5月22日であります。  次に、(4)の那覇市と建築主が念書を交わした年月日と経緯及び根拠についてお答えします。  当該念書につきましては、写しが残っておりますが、これによりますと、昭和59年3月28日の日付が記載されております。  なお、当該念書が作成された経緯、根拠については確認できませんでした。  次に、(5)の建築確認審査及び完了検査において、港湾管理者及び建築指導課が港湾従事者の利便のための構築物と判断できた箇所はどこにあるのかについて、お答えします。  建築確認にあたっては、「那覇港臨港地区内の分区における構築物の規制に関する条例」に適合しているかを当時の担当所管である那覇市港湾部に合議し、同意を得て確認済証を交付されております。  なお、完了検査については、建築主から完了検査の申請がなかったことから実施しておりません。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   港湾の旅客または貨物に関する事業者の利便に供するためのという文言が入っていない港湾条例が22カ所あったということだけども、ここにある資料があります。運輸省港湾局長建設省都市局長、建設省住宅局長から、各港湾管理者の長に対する都市計画区域内における臨港地区に関する運用指針についてという通知があります。その通知の中に、分区条例について、「分区条例の制定にあたっての基本的な考え方」というのがあります。「分区条例において定める構築物の用途に関する制限は、国民の財産権に係る重大な制限であり、その内容に関しては、国民の誤解を招かないよう、客観的かつ合理的な表現とすることが重要である」と書かれております。  そして、その中で、商港区を対象とした条例において許容される構築物というのがあります。その中の11番に、港湾の旅客または貨物に関連する事業者の利便の用に供するための旅館、ホテル、日用品の販売を主たる目的とする店舗、船用品販売店、飲食店、その他市長が指定する便益施設ともあります。  このように明確に指導があるんですが、それを受けて、それでも要らないほうがいいという考え方なんですか。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  港湾管理組合によりますと、那覇港管理組合が総合事務局に照会をしたところ、港湾の旅客または貨物に関する従事者の利便に供するための文言を入れないからといって、直ちに港湾法第40条の目的とすることが達せられないということにはならないということの回答を得ていることから、現在、前文の文言を入れてないということでございます。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   本員の言うのは、法令に違反しているとは言っていない。法令にはちゃんと合うようになっている。しかし、素人が見てもわからない、理解できないような条例をつくらない。それが必要じゃないかと思うんです。後でもう一度、その点については念頭に置いてください。  それから、平成20年12月の定例会で、部長が「当該建物が港湾関係者の利便に供しているかというご質問ですが、現在の状況は把握しておりませんので、調査のため時間をいただきたいと思います」と本員に答弁されました。あのときから2年になります。どういう調査をされたか伺います。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  ご指摘の当該建物を確認しましたところ、地下1階が駐車場、1階、2階が飲食店、3階が飲食関連の事務所、4階が空きになっております。5階、6階が美容専門学校、7階、8階が飲食店として利用されていることを確認しております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   建築確認を受けるときに、申請するときに出したこの用途と現在の用途、どこがどう違っているか説明してください。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  現在、当初と同じものは駐車場と飲食店が当時の用途として使われております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   どこがどう違うかっていったら、以前はこうだったけど現在はこうなった、対比がないといけない。あなた対比はしてない。もう少し丁寧に答えてください。  それから、本員が皆様方に要求したのはどういうことかというと、皆さん方が調査しますというのは、この当該建物が港湾関係者の利便に供しているかということで、皆さん方は時間をくれと言ったんです。利便に供していましたか、港湾関係者の。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  港湾管理組合に確認したところ、港湾管理組合の分区条例は構築物の規制に関する条例であることから、港湾利用者の利便に供している用途かどうかの規定はしておりませんとのことでありました。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   部長、ふざけた答弁するなよ。あんたは臨港地区という意味わかっているのか。おかしいんじゃないか。港湾組合ではこれは何も制限してないということを言っているんですか。  これはちゃんと臨港地区においては、これが港湾関係者の利便に供している建物でなければ建てられないと、ちゃんと規制がされているでしょう。どうなんですか。ちゃんとされていましたか。港湾関係者の利便に供する事業をやっていましたか。それを調査するために皆さん方は時間もらったんでしょう。答弁してください。 ○金城徹 議長 
     翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  那覇港臨港地区内の分区における構築物の規制に関する条例におきまして、確かにいろいろな用途、先ほど議員がおっしゃったような用途の規制がされております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   本員は、用途の規則はされているのはわかっていますこれ、だれも。そうでないでしょう。  この建物が確かに港湾関係者の利便に供していたかどうか、これを聞いているんです。利便に供していましたか。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  港湾管理組合に確認しましたところ、先ほど答弁のとおりでございますけれども、私ども那覇市としては、利便に供しているかについての確認はしておりません。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   あなた方はおかしいですよ。本員に対して、当該建物が港湾関係者の利便に供しているかという質問だけども、現在の状況は把握してないから、時間をくれということで申したんです。  じゃあ、うそをついたということですか。うそだったんですか、あの皆さん方が本員に対する要望は。うそだったらうそとおっしゃってください。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  分区条例に関しましては、分区条例を施行している港湾管理組合において施行していることから、港湾管理組合のほうで答えを出すべきものと認識しております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   こういう逃げ方をしてはいかん。今の役所は、すべて県の責任、すべてだれかの責任で、責任転嫁が強すぎる。最近の傾向だ、これは。皆さん行政の。おかしい。  皆さん方は調べられないんですか。調べたらいけないんですか、これは。どうなんですか。必ず港湾組合でなければいけないということになっているんですか。教えてください。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  先ほどもお答えしましたが、港湾臨港地区内の分区における構築物の規制に関する条例についての判断につきましては、港湾管理組合が判断をするというふうに認識をしております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   これは皆さん方は、じゃあすべてのこの問題、今の問題も、すべて港湾組合で判断することになるんですか。すべて。  例えばこれが建築違反であるとか、あるいはこれにマッチしているのかどうかということも、全部港湾組合がやるべきことなんですか、教えてください。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  建築確認申請がなされたときに、一義的に建築指導行政の中で判断をしますが、疑義にあることについては、港湾管理組合の条例に適合しているかについて、合議をし、判断を仰ぐところでございます。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   部長、あなたは逃げたい、責任を転嫁したい、こういう態度では、那覇市はよくなりませんよ。責任は自分で受けて、できるだけのことをやっていくという。部長、そして当局の姿勢がなければ、行政の中身はよくならないよ。  じゃあ皆さん方、この中に臨港地区について、那覇港管理組合の議会で、その件について話し合われている。そして、この分区条例に基づく判断及び対応については、那覇市の建築指導部署の意見を参考に、分区条例に違反する建築物であるとなった場合には、法令にのっとり対応していきたいと考えております。  これ、今の私のこの話は、どこの話ですか。どこが言った言葉ですか、教えてください。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  その答弁につきましては、港湾管理組合議会で港湾管理組合の答弁ということで認識しております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   そうですよね。これは港湾管理組合の答弁ですよね。要するに那覇市の建築確認を行う部署の意見を参考に、今後、那覇港管理組合において対応を検討していきたいと考えております。皆さん方の意見がいかに重大であるか、自主的な判断がいかに大切であるかということを物語っているんじゃありませんか、これは。  今、よく考えてみると、これは合議したからということで逃げている。じゃあ建築確認申請をした、そして合議をするべき那覇港港湾は、今皆さん方が、本員が指摘をした、要するに分区条例、そして港湾の旅客または貨物に関する事業所の利便に供するためというのはないものだから、建物、店舗、ホテル、何でもできるというように判断をした。わからなかった。わからないものだから、そのまま建築指導課からも、もってこられた。そして、建築指導課においては、念書をとった。念書はどこがとったんですか、教えてください。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  念書につきましては、先ほども答弁したかと思いますが、その根拠と理由についてと、どのような経緯かということについては確認できておりませんが、推察するに、建築指導課において、合議を出すときに念書をとったものというふうに考えております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   念書というのはどういうときにとるんですか。念書というのは何ですか、教えてください。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  念書の内容につきましては、建築物の規制に関する条例を遵守しますという念書となっております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   念書というのは、念書の特徴と書き方とあるんだけど、念書に書く3点の流れ、これは不始末、不始末の挨拶、理由、お詫び、反省の弁となっている。そして、契約を交わしたということの証拠であり、契約である以上それを履行する義務は当然にあるというふうに念書は書かれている。ということはどういうことか。皆さん方が文言の不備のために、合議をしたけれども、港湾でチェックできなかった。最初に港湾がチェックすべきだけど、これ建築指導課に持ち帰った。建築指導課は、これはおかしいということで念書をとった。そして、念書にちゃんと分区における構築物の規制に関する条例を厳守いたしますと書かれている。  じゃあ厳守されたかどうか。これは逃げちゃいけないよ。あなたがわからなければ港湾に聞いて、答弁としてちゃんとはっきりさせて。港湾がわかりますということじゃなくて、はっきり答弁してください。 ○金城徹 議長   休憩します。            (午前10時25分 休憩)            (午前10時27分 再開) ○金城徹 議長   再開します。  翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   失礼いたしました。久高友弘議員の再質問にお答えします。  当該ビルにつきましては、先ほど述べましたとおり、地下は駐車場、1階、2階は飲食店、7階、8階は飲食店でございますので、用途については特に問題はないかと思いますが、5階、6階の美容専門学校につきましては、分区条例に合致してないということであります。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   この飲食店も、港湾関係者のための利便に供するためには使われてないんです。これが建設されてから今日まで、本員は全部知っている。これが港湾関係者の利便のために使われた形跡は1つもない。だから、どこがどう使われているのか、はっきりさせてください。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  港湾利用者だけが使うのではなく、一般の方々も使えるように飲食店も許可されるというふうに認識をしております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。
    ◆久高友弘 議員   こういう逃げる答弁じゃなくて、これは58号線のちゃんと入口があって、港湾関係者のための利便に供してないんです、これ。こういう問題をあなた方は抱えながら、これは皆さん方が泊ふ頭のポートルネッサンス21の計画のもとにやってきた。しかし、これは市民もみんな、これはおかしいというふうに見ていると思うんです。だから、早めに解決をしてもらいたい。わかりますか。  ポートルネッサンス21の残し分、その件について、皆さん方が港湾にも、あるいは管理組合にも話をして、この問題について早めに解決をしたい。そして、予算も捻出をして、解決する方向にもっていきたいけどどうすればいいかと訴えればできるんじゃないかと本員は思っているんだけど、どうでしょう。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  ポートルネッサンス21事業につきましては、平成15年3月の港湾計画の改定において、既存ふ頭の効率性、利便性、安全性の向上を図る港湾機能の再生計画として、周辺離島フェリー、旅客船及び客船を那覇ふ頭へ移転及び危険物取扱施設を新港ふ頭西側の危険物取扱施設用地へ移転し、泊ふ頭は旅客に純化した観光拠点として整備する方針に見直されたとのことであります。  整備の時期としましては、那覇港管理組合は計画的に推進していく中で、泊ふ頭地区の機能再編に合わせて再整備を行っていきたいとのことでありますので、当議会で要請があったことについては、港湾管理組合にしっかり伝えていきたいというふうに考えております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   時間の都合上、それ以上聞けない時間になってはいるんだけれども、真剣にとらえてもらいたい。早めにやりますと言ってから2年になっている。行政の対応が遅すぎる。もっと早めにどうすれば解決できるのかということをよく念頭に置いてやっていただきたい。あれは公園本来の目的である港湾利用者へ観光客の憩いの場、それから水と緑に囲まれた市民の憩いの場の形成、風光明媚な都市景観の観点からも早急整備を要望すると同時に皆さん方がそれに対してどう取り組んでいくかということが一番大事なことでありますので、ぜひ明日でも早速組合に話をしていただきたい。 ○金城徹 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   市民の皆さん、議場の皆さんおはようございます。  昨日から冷えすぎて風邪気味でのども大変ハスキーになっております。多々、お聞き苦しい点もあろうかと思いますけれども、ご了承願いたいと思います。  それでは発言通告書に基づき順次質問をさせていただきたいと思います。  沖縄県の不発弾は、2009年現在、推測で2,300万t。処理するのに70年以上かかると言われております。  戦後65年が経過した今日、北中城村や糸満市で大量の不発弾などが発見されるなど、県民は不安と恐怖の中で生命と財産が脅かされ続けています。  このような中で、去る7月下旬に首里鳥堀町の住宅街の一角で、住宅の新築工事中に米国製の8インチ艦砲弾、長さ90p、重さ118sの不発弾が発見されました。  しかも、現地で爆破処理すると本市は発表しておりますが、次のことについて見解を伺います。  (1)不発弾処理は10月17日となっていますが、その理由は何か。  (2)処理するまでの安全対策はどのようになっていますか。  (3)処理当日の避難対象は、半径300mの約1,150世帯、2,900人と事業所40カ所となっています。避難場所及び誘導搬送について。  (4)広報関係の取り組みについて。  (5)爆破処理をする現場周辺の住宅などの損害補償関係はどのようになっていますか。  次に、雇用問題についてであります。  沖縄県の完全失業率が6月末現在、6.7%で、全国は5.3%で旧態依然として、全国より高い数値であります。仲井眞県知事は、完全失業率を全国並に解消することを公約に掲げ、この間、グッジョブ運動を展開してきたが、ほとんど改善がみられないのが現状であります。改善できない主な理由、課題について当局の見解を伺います。  次に福祉行政についてであります。  母子・寡婦福祉資金貸付制度の修学貸付の条件及び2005年度から2009年度までの応募状況を伺います。  4つ事業仕分けについてであります。  去る7月に沖縄県は識者や経済界、市町村から選ばれた評価者で「事業仕分け」に当たる「事業棚卸し」を一般に公開して実施しましたが、本市としても外部の視点で実施する考えはないのか伺います。  次に教育行政についてであります。  那覇こどものためのデザイン事業の内容及び予算額について伺います。  壇上においての質問は以上でございますが、答弁によりましては、自席から再質問、要望などをさせていただきたいと思います。 ○金城徹 議長   宮平智消防長兼総務部参事監。 ◎宮平智 消防長兼総務部参事監   玉城彰議員の個人質問中、不発弾等の処理について(1)から(4)まで順次お答えいたします。  まず(1)の処理日程についてお答えいたします。  不発弾の現場処理を実施する場合には、不発弾の種類等に応じた避難対象区域を設定し、避難所の設置や、交通規制の実施など、関係機関との調整及び住民への広報を行うことから、通常発見から2カ月程度の調整機関を要しております。  今回、首里鳥堀町で発見された不発弾は、その構造と腐食の度合いから現状の状態で回収することが危険な状態であり、通常行われている信管離脱等の方法による現場での安全化処理も困難な状態にあります。  そのため、本市で初めてとなる住宅地内での爆破処理による安全化処理を行うものであります。  今回は、住宅地内で爆破処理を行うことから、周辺への影響調査や関係機関との協議等に通常より時間を要したため、処理日を10月17日としたところであります。  次に(2)の安全対策についてお答えします。  現在、不発弾は発見された住宅工事現場内の一画に掘られた穴の底に上部から土嚢をかぶせた状態で保管しております。  現場入口をバリケードで塞ぎ、第三者が容易に入れないよう措置し、消防本部による現場周辺の警戒警らを実施しております。  次に(3)の避難所及び誘導搬送についてお答えします。  避難場所は、避難対象区域外に位置する首里公民館、首里中学校体育館、城東小学校体育館の3カ所に設置します。避難誘導については、本市職員を延べ80人動員し対応します。自力避難が困難な方については、車両等での移動を支援し、また、万が一の事態に備え、救急隊も配置します。  次に(4)の広報関係の取り組みについてお答えします。  不発弾処理に伴う広報活動については、これまでも報道機関への情報提供、避難対象世帯への広報チラシの配付等を行っております。  今回は、本市で初めての住宅地内での爆破処理となるため、処理現場から半径40mに接する23世帯を対象に、爆破処理の方法、爆破処理に伴う建物等の影響や、爆破処理作業の前後の建物の状態を確認する工損調査に関すること等について、陸上自衛隊とともに説明会を開催いたしております。 ○金城徹 議長   知念覚総務部長。 ◎知念覚 総務部長   玉城彰議員の個人質問中、爆破処理をする現場周辺の住宅等の損害補償関係についてお答えいたします。  爆破処理により建物、その他の工作物に損害が生じた場合は、当該損害等に対する措置を迅速かつ的確に行います。  そのため、爆破処理に先立ち、爆破処理と被害の因果関係を明確にするため、周辺建物の爆破前後の現状を調査いたします。  損害等に対する措置費用及び調査費用につきましては、最終的には沖縄県不発弾等対策安全事業の活用ができることを国・県に確認しております。以上でございます。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   玉城彰議員の個人質問2、雇用問題についてお答えします。  県統計課が8月27日に発表した7月の完全失業率は、先月から0.2ポイント低下し、6.5%でした。  また沖縄労働局が発表した有効求人倍率は0.31倍で先月と同水準であり、若干の改善は見られるものの、依然として厳しい雇用情勢であります。  現状としまして、就業者数は増加していますが、労働力人口も同様に増加しており、そのため失業率の改善には至っておりません。  ことし4月末に沖縄労働局が策定した沖縄雇用施策実施方針によると、沖縄県内求人の絶対数が不足しており、また本県の特徴として離職率が高く、非自発的理由による失業よりも、自発的に離職する者が多いことや、新規学卒者の就職率が全国平均を大幅に下回っていることなどを課題として挙げております。  本市としましても、雇用の受け皿の創出や、若年者等の就業意識の啓発、そして求職者と企業間のミスマッチが課題と認識しており、これらの課題を解決していくために取り組む必要があると考えております。 ○金城徹 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   玉城彰議員の個人質問の3、福祉行政に関しまして、その中の母子寡婦福祉資金、貸付制度の修学貸付についてお答えいたします。  当該制度は、沖縄県が実施主体で申請書の受付などの業務は、市町村の窓口で行われている制度でございます。当該制度の修学資金については、母子及び寡婦家庭への修学を支援し、その自立を促進する役割を果たしております。貸付条件である連帯保証人の収入月額については、平成16年度以前においては、生活保護基準額の1.7倍でしたが、平成17年度から1.4倍に緩和されております。  また、平成20年6月からは、母子及び寡婦家庭の母が申請者で、申請者自身が1年以上定職につき、かつ収入月額が生活保護基準額の1.4倍以上である場合は、連帯保証人を不要としております。  応募状況につきましては、2005年度の申請件数40件、決定件数22件、2006年度の申請件数40件、決定件数18件、2007年度の申請件数48件、決定件数30件、2008年度の申請件数31件、決定件数16件、2009年度の申請件数11件、決定件数9件となっております。  申請件数と決定件数の不一致につきましては、申請の多い2月及び3月の申請者に対する決定が年度をまたがることが多いことや、申請者の取り下げ等があるためでございます。  なお、県に確認しましたところ、申請が不承認となった事例はここ3年はないとのことです。 ○金城徹 議長   渡慶次克彦企画財務部長。 ◎渡慶次克彦 企画財務部長   玉城彰議員のご質問4番目の事業仕分けについてお答えいたします。  本市では、平成14年度から事務事業評価を実施し、平成16年度からは内部評価に加え学識経験者や公募市民による外部評価を平成18年度まで実施しておりました。  平成19年度は、緊急行財政改革運動における事務事業見直しを実施しましたが、事務事業評価制度の改善が必要なことから、現在は行政評価再構築検討チームを結成し、外部の視点を取り入れて方法も含めて、評価制度の再構築を検討しているところでございます。 ○金城徹 議長   新城和範教育委員会生涯学習部長。 ◎新城和範 教育委員会生涯学習部長   玉城彰議員のご質問の5番目、教育行政、那覇こどものためのデザイン事業の内容及び予算額についてお答えいたします。  本事業は、こどもの自主性、創造性、表現力等を育むため、子どもの自主性を伸ばしつつ、子どもの安心・安全を確保しながら、子どもの視点でとらえたまちづくりや、まち全体で子どもを育てる機能をデザインしていくことを目的に、平成19年7月から、真和志支所3階を拠点にNPOに委託して実施している事業でございます。  これまでに親子理科実験教室や、学習ボランティア養成講座、ジュニアエンジニアなどの講座のほか、学校に出向いてのおもしろサイエンス出前講座や、まちに出かけて子ども目線でまちの課題を探る那覇まち探検隊。また、毎週開催のおもしろサイエンス、放課後イングリッシュ、あそび塾、おもしろアート、毎日開催のなは寺子屋・学習支援活動など、多彩な事業を展開しております。  次に予算額ですが、本年度は委託料など、総額で338万1,000円となっております。  以上でございます。 ○金城徹 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   各部長の皆さん答弁ありがとうございました。  それでは、順次再質問、要望などをさせていただきたいと思います。  まず初めに、不発弾等の処理について再質問をさせていただきたいと思います。  補償対象につきましては、建物、工作物ということでありましたけれども、家財道具等も補償対象になっているのかどうかをお聞きいたします。
    ○金城徹 議長   知念覚総務部長。 ◎知念覚 総務部長   玉城彰議員の再質問にお答えいたします。  今回の爆破処理に伴う補償の範囲につきましては、先ほど議員がおっしゃられたとおり建物、その他の工作物の損害に対応します。  基本的に、その他の工作物とは建物以外の構築物、それと門・塀、コンクリートたたきなどでございます。  家具等につきましては、対象外になりますので、転倒・転落防止策など事前の対策を講じていただくよう説明会で周辺住民の皆様へご協力お願いをしております。 ○金城徹 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   次に、二次災害の安全確認のため爆破処理をする現場の新築住宅敷地内の磁気探査を行うべきと考えますが、その必要性について見解を伺います。 ○金城徹 議長   知念覚総務部長。 ◎知念覚 総務部長   玉城彰議員の再質問にお答えいたします。  これまでの不発弾処理におきましては、処理壕を構築する範囲の磁気探査を実施しております。  議員ご指摘の現場敷地の磁気探査の実施につきましては、本市で初めてとなる住宅地での爆破処理であり、その処理に万全を期すため、敷地内すべての範囲の磁気探査ができるよう、関係機関に対し、支援を要望しているところでございます。 ○金城徹 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   答弁ありがとうございました。  今回のような爆発力、破壊力のある不発弾を現場で爆破処理を行う事例は、極めて少ないようであります。本市におきましては初めてとの答弁がございました。  処理するまでの期間、現場周辺の安全対策はもとより、広報活動を徹底して行い。災害弱者と言われる高齢者や体の不自由な方々には、避難場所への誘導、搬送にも特段のご配慮と万全を期すことを強く要望いたしまして、この件については、閉じさせていただきます。  次に、雇用問題についてであります。  中小零細企業に対する本市の支援策はどのようなものがあるのか伺います。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   玉城彰議員の再質問にお答えいたします。  中小零細企業に対する本市の主な支援策でありますが、企業立地促進奨励助成事業として、本市内に新規に立地し、一定の新規常用雇用の条件を満たした企業などに対し、助成金を交付しております。  また、小口資金融資制度により、市内の小規模起業者に対して必要な事業資金の融資を行っております。  その他、頑張るマチググヮー支援基金を活用して中心市街地商店街振興組合や、通り会等の企画する事業への財政支援も行っているところでございます。 ○金城徹 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   時間の関係等もございますので、再質問を2つまとめて行っていきたいと思います。  起業家の育成、支援事業については、どうなっているのか。  また、これまで産学官が連携した取り組みはあるのか伺います。 ○金城徹 議長   休憩いたします。            (午前10時54分 休憩)            (午前10時55分 再開) ○金城徹 議長   再開いたします。  玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   それでは、再質問の趣旨を私が意図しました失業率改善が図れない理由、課題の中に、本市の取り組み、あるいはグッジョブ運動の中での課題としてお聞きしようと思いましたけれども、いずれにしても、この雇用問題につきましては、課題が大変重たいということについてもよく存じておりますし、また沖縄県の企業にありましては、経営基盤が脆弱だということもございます。  そして、先日、中小企業の皆さんとのヒアリングを行いました。その中においても、中央会のほうからも、今日、加盟している企業が年会費も納めきれないというところが年々増加傾向にあり、大変厳しい状況でありますということもお聞きしました。  また、この件につきましては、今後とも私のテーマでございますので、機会を通じて議論を深めていきたいと思っております。  では、次に福祉行政についてであります。  私が平成14年12月定例会で保証人の緩和策や申請から貸付決定までの時間短縮について改善を求めたものであります。  先ほどの部長答弁で平成17年度に保証人の標準収入額が1,7%から1.4%に、ケースによっては、保証人が不要に緩和されたことにつきましては、行政の努力を率直に評価したいと思います。  しかし、2005年度から2009年度までの応募状況、あるいは許可件数からして、利用したくても制度を知らない方々も多くいるかと思われます。そこで広報の取り組について伺います。 ○金城徹 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   玉城彰議員の再質問にお答えいたします。  母子寡婦福祉資金貸付金の広報についてでございますが、当該制度につきましては、那覇市母子寡婦福祉会及び沖縄県母子寡婦福祉連合会の広報相談活動、本市の母子自立支援員の相談業務等で案内周知するとともに、本市及び県のホームページ、なは市民の友、ラジオ広報、市民便利帳などで広く周知しております。  今後も母子及び寡婦世帯の福祉の増進と自立支援のために当該制度の周知に努めたいと思います。 ○翁長俊英 副議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   部長、答弁ありがとうございました。  福祉資金貸付制度は、母子家庭などの自立促進に大きな役割を果たしてきたと思います。今後も利用者の実態にそぐわない制度の検証を行い、運用の改善になお一層努力していただきたいと思います。  次に、事業仕分けについてであります。答弁によりますと、本市としても、外部評価者による再構築を検討しているとのことでございましたけれども、去る7月に沖縄県が実施した事業仕分けこと事業棚卸しにつきまして、外部の皆さんからも参加してはじめて行政の予算の使い方について知ることができたということで、大変好評であったようでございます。  私は、内部の視点で評価することと、外部の評価者でやる仕分け等については、自ずと視点が変わるものだと思っております。本市としても、これまで財政の話ということで、毎年度市民向けのパンフレットを発行しておりましたが、その中では細かな事業種目について、やはり見えない部分が大いにあります。そのような透明性を確保する意味からも、より開かれた市政、そして市民と今後事業計画含めて、私は市民の意見も取り入れて、事業に反映をさせていくということが大変重要だと思っておりますので、ぜひ実施に向けて努力していただきたいと思います。  最後に、教育行政についてでありますけれども、時間も差し迫っておりますので、再質問はなしにいたしまして、要望を申し上げさせていただきたいと思います。  那覇こどものためのデザイン事業については、子どもの視点でとらえたまちづくりをデザインしていくことが主なる目的であると考えております。しかし、平成19年7月事業開始以降の事業内容について、教育事務点検評価委員会の平成22年度事務点検評価報告書の中でも指摘されている事項と、今後どのように整合性を図っていくのか、事業の見直しを含めて検討されることを強く要望いたしまして、私の個人質問を終わります。ありがとうございました。 ○翁長俊英 副議長   野原嘉孝議員。 ◆野原嘉孝 議員   市民の皆様、議場の皆様、おはようございます。公明党の野原嘉孝です。  きょうは何の日、このような興味をもって歴史をひも解いて見ますと、1862年のきょう、アメリカ合衆国第16代大統領のエブラハム・リンカーンが、奴隷解放宣言をした日となっていました。同宣言は南北戦争時において、南軍に対する軍事戦略的な要素が大きかったとされていますが、結果的にリンカーンは奴隷解放の父として後世に名を残し、歴史を開きました。  そして現在、第44代のバラク・オバマ氏は、合衆国史上初めての黒人大統領として就任し、核なき世界への呼びかけをしております。  ちなみに1862年、日本では何があったか、興味をもってこれも調べてみました。今、NHK大河ドラマで話題の坂本竜馬を中心にして見ますと、この年3月に竜馬は土佐を脱藩、8月よりは江戸の千葉道場に滞在して、10月には勝海舟を西洋かぶれの奸物として切るために訪問するも、海舟の見識の深さに感動して弟子となる。このようなことがありました。勝海舟を切るために訪問したとの話に関しては、別の説もありますが、いずれにせよ勝海舟と坂本竜馬が師弟のきずなを結んだことが後の薩長同盟、船中八策、大政奉還と、明治維新への大きなうねりを起こしていくきっかけとなったことは間違いありません。  歴史には変わり目があります。少し飛躍をいたしますが、沖縄において2010年が次に掲げる点で大きな転換点だったと言える年になるよう期待をしたいと思います。  1つ、日米両政府は21世紀新たな時代を展望する日米安全保障条約の見直しに着手する。  2つ、普天間飛行場は県内移設せず、国外・県外へ移設する。  3つ、沖縄の負担軽減のために、日米地位協定を改定するとともに、米軍基地の整理縮小を具体化し、計画的に実行する。  以上、3点の前進を目指し、あきらめることなくともどもに努力をしてまいりたいと思います。このような希望を抱きつつ個人質問に移らせていただきます。  まず最初に、不発弾について質問いたします。  沖縄戦で使用された爆弾等は、約20万tに及び、そのうち約5%の1万tが不発弾として残されたと推定されています。戦後は至るところに不発弾が転がっており、住民等によってかなりの量が、約3,000tといわれておりますが、処理され、祖国復帰までに米軍が約2,500tを処理、復帰後は自衛隊が任務にあたり、約1,600tを処理しておりますが、およそ2,300tは未だ地中に眠っていると推定されています。  また、この処理を完了するには70年とも、また100年かかるとも言われております。これらの処理作業には当然危険を伴い、費用もかかります。  そこで伺います。(1)不発弾の処理費用は幾らかかるのでしょうか。そのうち市内で発見される不発弾の処理費用における市の負担割合はどうなっていますか。また、これまで那覇市内で発見された不発弾の件数と量(トン数)、処理費用の総額、さらに市負担分の処理費用の合計総額は幾らになっているか、お伺いします。  次に、(2)先日、首里鳥堀で発見された不発弾が、住宅地域内では初めての陸上爆破処理が計画されていますが、その安全対策はどうなっているか、お伺いいたします。  次に、ユネスコ・スクールについて質問いたします。  「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」これは有名なユネスコ憲章前文の書き出しであります。  ユネスコは、ご承知のとおり、教育、科学、文化の発展を通して、国際平和と人類の安全に貢献することを目的として、1946年に設立された国連の機関です。日本は1951年に加盟をしております。  ユネスコ憲章の理想を実現し、平和を希求し、国際的なつながりを学校レベルでの実践を通して促進することを目的に創設されたのがユネスコ・スクールと聞いておりますが、そこでお伺いします。  (1)ユネスコ・スクールの概要を教えてください。  (2)沖縄に加盟校はあるのでしょうか。  (3)スクールに加盟した場合には、どのようなメリットがあるのか。また、どのような問題点や課題があるのでしょうか。  続いて、交通行政について質問いたします。  (1)市内には数多くの道路標識やカーブミラーがありますが、それらには管理者の名称と連絡先の表示はされているのか、お伺いいたします。  (2)一方通行の取り扱いです。字安里80番地の3及び同80番地の4付近の一方通行は解除されているかどうかを確認したいと思います。場所的には新都心牧志線の歩道橋東側から1本目の路地、崇元寺通りから上ってきた路地と交わる地点までのおよそ30m程度の区間であります。  最後に、松島自治会集会所の整備について質問いたします。  平成13年3月、宝口公園の敷地内に、松島自治会集会所が竣工しました。しかしながら、集会所にはトイレがありません。数十m先に公園のトイレがありますが、夜間や雨天の際には利用しにくく、大変に不便を来しております。当集会所にトイレの設置が可能かどうかをお伺いいたします。  以上で壇上からの質問は終わりますが、再質問、要望等は自席より行います。 ○翁長俊英 副議長   宮平智消防長兼総務部参事監。
    ◎宮平智 消防長兼総務部参事監   野原嘉孝議員の個人質問中、不発弾について、(1)(2)についてお答えします。  (1)の不発弾の処理費用については、不発弾の種類や発見場所の形状等により異なりますが、人件費を除き1件当たり約80万円の費用を要しております。平成20年度までは処理に要した費用の50%が特別地方交付税により措置されており、残り50%が本市負担でありました。  平成21年度からは新たに沖縄県市町村支援事業の特定処理支援事業補助金により、国・県合わせて95%の財源措置がされております。また、残り5%の2分の1についても、これまでどおり特別地方交付税で措置されておりますので、現在は不発弾処理に要する費用の2.5%が本市負担分となります。  処理費用の総額は、平成12年度以降の資料となりますが、平成21年度までの合計額は人件費を除き約3,400万円となっており、このうち本市が負担した分は約1,700万円でございます。  次に、これまで市内で発見された不発弾の件数と量についてお答えします。  沖縄県の統計資料によりますと、昭和54年度から平成20年度までの間に、那覇市内で発見届出のあった件数は5,914件であります。量については市町村別の統計資料がございませんので、沖縄県全体で処理された量でお答えします。昭和47年度から平成20年度までの処理量は1,588tとなっております。  次に、(2)の住宅地内での爆破処理に伴う安全対策についてお答えします。  爆破処理の当日は、首里公民館、首里中学校体育館、城東小学校体育館の3カ所に避難所を設置し、住民の避難誘導にあたります。自力避難が困難な方には、車両等による避難所までの移動を支援し、また、万が一の事故発生や避難所での救急要請等に備え救急隊も配置し、対応をいたします。  処理作業中の交通規制につきましては、那覇警察署等と連携を密にし、処理現場周辺の20カ所に規制要員を配置し、通行する車両等への安全対策を実施します。 ○翁長俊英 副議長   新城和範教育委員会生涯学習部長。 ◎新城和範 教育委員会生涯学習部長   野原嘉孝議員ご質問の2番目、ユネスコ・スクールについて、(1)概要、(2)沖縄の加盟校、(3)加盟した場合のメリットや問題点についてまとめてお答えいたします。  まず概要でございますが、ユネスコ・スクールとは、ユネスコ憲章に示された理想を実現するために、環境や平和、人権及び国際理解など、地球規模の諸問題について学び、研究し、国際的な連携を深める行動を行う、幼稚園から大学までの学校のことでございます。  平成22年8月現在、世界180の国・地域で約8,500校が加盟しており、国内の加盟校は全部で207校となっております。  次に、沖縄県内での加盟校ですが、これまでに加盟している学校はございません。  続いて、加盟によるメリットについてご説明いたします。ユネスコ・スクールになりますと、ユネスコ本部から認定証が交付され、助成金などの様々な支援制度が受けられます。さらに、世界中の学校と生徒間・教師間の交流が行われ、情報や体験を分かち合い、地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発が行われることなどが挙げられます。  最後になりますが、問題点についてです。一部関係者によりますと、既に同様の活動を独自に行っている学校もあり、事務的な煩雑さなどから、改めてユネスコ・スクールになるというインセンティブが見出せないことや、近年の著しい教員の公務の多忙化、ゆとり教育の見直しなどがあって、加盟には消極的にならざるを得ない現状があることも問題ととらえられているようです。以上でございます。 ○翁長俊英 副議長   小橋川邦也建設管理部長。 ◎小橋川邦也 建設管理部長   野原嘉孝議員個人質問3番目の(1)道路標識、カーブミラーについてお答えいたします。  市内の国道、県道、市道などには多くの標識やカーブミラーなどがあり、交通規制標識等につきましては公安委員会、案内標識やカーブミラーにつきましては各道路管理者が設置をしております。  本市が設置した案内標識やカーブミラーにつきましては、管理者の名称は表示されておりますが、連絡先の表示はなされておりません。 ○翁長俊英 副議長   上原郁夫市民文化部長。 ◎上原郁夫 市民文化部長   野原嘉孝ご質問の個人質問3、交通行政についての(2)字安里80番地の3と字安里80番地の4付近の一方通行は解除されているかについてのご質問に、お答えいたします。  ご質問の一方通行区間の現場を確認してまいりました。この区間の両サイドには違う方向への一方通行の表示がされておりました。特に、新垣アパート前にあります一方通行の表示は字安里80番地の3及び80番の4への車両進入の際、運転手にとってわかりにくい表示となっていましたので、早速、所轄署であります那覇警察署へ改善策について口頭で要請を行いました。  その後、那覇警察署より連絡があり、確認の結果、当該場所の一方通行の標識については一時的に撤去して、現在は通行可能な状況になっているが、今後は運転手にとってわかりやすい位置への標識の設置を検討したいという報告を受けております。以上でございます。 ○翁長俊英 副議長   小橋川邦也建設管理部長。 ◎小橋川邦也 建設管理部長   野原嘉孝議員の個人質問4番目の、松島自治会集会所の整備についてお答えいたします。  公園施設の設置基準は、都市公園法において建築面積の総計は公園敷地面積の100分の2を超えてはならないと定められております。  宝口公園は敷地面積が2,500uあり、設置可能面積は50uとなります。  現在、当該公園の既存施設の建築面積につきましては、トイレが12.78u、集会所が37u、合計で49.78uとなっており、新たな施設の設置はできないこととなります。  議員ご質問の、既存の集会所内で改修等によるトイレの設置につきましては、建築面積が増えなければ、公園法上問題はないものと考えております。 ○翁長俊英 副議長   野原嘉孝議員。 ◆野原嘉孝 議員   各部長、ご答弁ありがとうございました。  それでは、要望から述べさせていただきます。  4番目の、松島自治会集会所のトイレの設置に関してですが、面積を増やさないということであれば法的には可能であるとのお答えでした。今後、自治会として計画をまとめて、当局に相談しにお伺いすると思いますので、その節は十分なるご配慮をお願いいたします。  次に、交通行政については再質問いたします。  ことし4月、市民の方から松島小学校西側にあるカーブミラーが倒れており、大変危険なのですぐ直してほしいとの連絡がありました。翌週確認してみますと、根元が腐食して倒壊した様子でした。道路管理室にお願いしたところ、直ちに原状を回復していただきました。すばやい対応、大変にありがとうございました。  しかし、後で確認したのですが、私が連絡を受ける3日前よりカーブミラーは倒壊していたそうです。電話をくれた方も、現場を通った際、通行人のおばあさんから「これ何とかしてくれないね」と声をかけられて、どこに連絡しようか迷っていたとのことでした。  そこでお伺いいたします。道路標識やカーブミラーが破損していた場合、どのような流れで対応しているのでしょうか。  また、カーブミラーや道路標識には管理者の名称とともに、連絡先の電話番号まで表記してはいかがでしょうか。何かあれば自ら連絡しようと、市民の意識も変わるはずであります。紫外線に強い耐水性のステッカーなどで対応し、一言、お困りの際はご連絡くださいと添える気遣いもほしいものです。当局の見解をお伺いします。 ○翁長俊英 副議長   小橋川邦也建設管理部長。 ◎小橋川邦也 建設管理部長   野原嘉孝議員の再質問にお答えいたします。  今、道路標識等管理者の表示はしておりますけれども、確かに連絡先というものがございませんので、そのときの連絡方法につきましては、管理者のほうを探して、それから住民の方はいろいろ連絡をしているという状況がございます。そういう中では、議員ご指摘のように、連絡先の明記は非常に大事なことだろうと思います。それで、那覇市が管理するものにつきましては、今後ステッカーに議員ご指摘のような連絡先を明記しまして、段階的に既存の標識やカーブミラーに表示をしていきたいと、そのように思っております。 ○翁長俊英 副議長   上原郁夫市民文化部長。 ◎上原郁夫 市民文化部長   野原嘉孝議員の再質問にお答えします。  先ほど、修理等については、交通規制の標識時につきましては、県の公安委員会が所轄しております。連絡先の表示もございませんので、この表示につきましての所轄の那覇署を通して、要請してまいりたいと思っております。以上でございます。 ○翁長俊英 副議長   野原嘉孝議員。 ◆野原嘉孝 議員   前向きな答弁ありがとうございます。ぜひとも実現をしていただきたいと思います。市民の意識もしっかりと向上して変わってくると思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、安里の一方通行の件ですけれども、この字安里周辺では、ことしパトカーが一方通行を200mほど逆送してしまうハプニングがありました。表示がわかりづらい地域でもあります。わかりやすい標識の設置もさることながら、通行の状態を変更する際は、地域住民にも理解をしていただくためにも、チラシや立看板などで周知を徹底すべきだと思います。当局におかれましては、今後とも丁寧な対応をよろしくお願いいたします。  次に、不発弾について再質問いたします。  一昨年(2008年)1月28日から29日の2日間、私ども公明党は沖縄の不発弾処理対策調査団を編成し、関連施設の視察調査を実施いたしました。これは海洋汚染を防止するロンドン条約96年議定書に伴い、不発弾等の海洋投棄が2007年4月から禁止されたことにより、自衛隊の不発弾保管庫の現状と最終処分のあり方などが問題になっていることを想定しての調査活動でありました。那覇市議団からは、喜舎場議員、糸数議員が代表で参加をしております。  この調査活動の際、仲井眞知事とも意見交換し、知事から、戦争は国が起こしたもので、その負の遺産である不発弾の処理に関する費用は、全額国が負担すべきとの強い訴えがありました。私たちも全く同感でありました。戦争責任は国が負うべきであります。不発弾の処理費用、事前探査の費用は公共工事、民間工事を問わず、すべて国が負担すべきであります。また、事故があった際の補償も国の責任であたるべきです。  先ほどの答弁で、我が那覇市でも、これまで1,700万円かかってきたというような答弁がありました。今後の対応として、国への全額負担を求める要請の動きはどのようになっているか、お伺いいたします。 ○翁長俊英 副議長   宮平智消防長兼総務部参事監。 ◎宮平智 消防長兼総務部参事監   野原嘉孝議員の再質問にお答えします。  不発弾処理に要する費用については、平成21年1月の糸満市での不発弾爆発事故を受け、見直しが行われておりますが、まだ一部市町村の負担が残っており、十分とはいえない現状でございます。  今後とも不発弾処理については、戦後処理の一環として、国の責任において、処理費用の全額を国が負担するよう、沖縄県市長会と連携し要請を行ってまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 副議長   野原嘉孝議員。 ◆野原嘉孝 議員   これは超党派で、みんなで団結して、ぜひとも実現を勝ち取っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、不発弾の陸上爆破に関しては、万が一住宅等への損害が生じた場合の補償体制の件を再質問する予定でしたけれども、総務委員長の玉城彰議員が先に質問されましたので、割愛させていただきます。  ともあれ、住宅地域内での爆破処理は初めてですので、絶対無事故で遂行されるよう強く望みたいと思います。  最後に、ユネスコ・スクールについて質問します。  これは、この同スクールに関しては、琉球新報の19日付け論壇にもわかりやすく紹介されておりましたので、後でご参照いただきたいと思います。  那覇市でモデル校を指定し、国際的な視野を育む教育の機会をさらに広げてみてはいかがかと私本員は思っておりますが、教育長の見解をお願いいたします。 ○翁長俊英 副議長   城間幹子教育長。 ◎城間幹子 教育長   野原嘉孝議員の再質問について、お答えをいたします。  ユネスコ・スクールの加入によって生じますメリットとして、国際的な視野をもつ人材育成という視点で、私も効果があると認めるところであります。  しかしながら、同時にデメリットについても見られるということで、今後その両面で調査・研究をし、結果を踏まえた上で、モデル校設置について検討してまいります。 ○翁長俊英 副議長   野原嘉孝議員。 ◆野原嘉孝 議員   このユネスコ・スクール、持続可能な開発のための教育というふうに銘打って、ESDと書いておりますけれども、エディケ―ション・フォー・サスティナブル・デベロップメント、発音は後で直してほしいんですけれども。ESD、これは国連持続可能な開発のための教育の10年ということで、2005年から2014年までの間、これはユネスコで、国連で設定をしております。我が国でも、この期間の設定に基づき、しっかりユネスコ・スクールを中心に、このESDの国内での名称を持続発展教育として推進していこうというふうに決めたようであります。  文部科学省は、このユネスコ・スクールを500校に伸ばしていこうという計画を立てていると、今回調べて私もわかりました。特に宮城県、宮城教育大学が中心となって、かなり付属している幼稚園、小中学校、高校というふうにユネスコ・スクールがそこを中心に宮城ではかなり活発に活動を行っているようであります。  教育の最大の目的は、子どもたち一人一人の幸せの確立にあると思います。そしてその努力の中で、みんなの幸せのために行動する人材が育っていくものと思います。  よりよい社会を築くため、ユネスコ・スクールの実践を通して、多くの国際人を育んでいくことは、沖縄の未来を開くことにつながると私は思います。  ユネスコ・スクールに関しては、先ほどありました先生方のいろいろなしわ寄せも来るのではないかということがありましたけれども、文部科学省は、教員も増加していこう、このような計画も立てているようであります。このへんはしっかりと考えながら、また前向きにできれば県都那覇から最初の一歩を踏み出してはいかがでしょうか。このように提案を申し上げ私の個人質問を終わります。以上です。 ○翁長俊英 副議長   喜舎場盛三議員。
    ◆喜舎場盛三 議員   皆さん、こんにちは。公明党の喜舎場でございます。  質問に入る前に若干所感を述べさせていただきたいと思います。  私は9月、本議会の代表質問でうつ病対策を取り上げましたけれども、先日、厚生労働省は2009年の1年間に自殺者が出たことで失われた所得やうつ病をきっかけとした休業、失業で労災補償や生活保護の給付の必要が生じたことによる国の負担増を合わせた経済的損失が約2.7兆円に上るという推計を発表いたしました。  家族のうちのだれかがうつ病になる、特に一家の大黒柱がうつ病になった場合、失業などにより、その一家の家計がひっ迫するばかりではなく、家族にとって大きな悩みでもあります。そして大変な負担になると思います。  うつ病患者は、経済社会構造の変化を背景に増加し続けており、またうつ病は自殺の大きな要因でもあるため、深刻な社会問題になっております。  私ども公明党は2008年4月、国会議員を中心に島内にうつ対策ワークンギチームを設置し、治療現場の視察や関係者からのヒアリング等を重ねて、7月には薬物療法と、認知行動療法などの精神療法との併用を普及させるなどを柱とする総合うつ対策をまとめ、その実現を政府に申し入れました。その結果、2010年度の診療報酬改定で有効なうつ治療法として注目を集める認知行動療法の評価が新設され、本年4月から健康保険の適用となったほか、認知行動療法の実施者を養成する研修も始めることになりました。  認知行動療法を実施している県総合精神保健社会福祉センターでは、91.8%の人に改善が見られ、東京都の都立中部総合精神保健福祉センターでは、職場復帰を目指す、うつ病リターンワークコースの利用者のうち、約9割の人が復職もしくは転職を果たしたそうでございます。  私ども公明党は、うつ病などの心の病にとどまらず、ドメスティックバイオレンスや児童虐待、高齢者の孤独死など、これまでの制度や仕組みでは対応し切れない新たな不安に対し、従来からの社会保障制度の再構築とともに、新機軸の取り組みとして新しい福祉を提案しております。  この中で、うつ病対策については、早期発見、治療のための仕組みづくり、労災対策の拡充、勤労者や家事労働者の社会復帰プログラムの整備などを主張しております。本県においても、うつ病患者は増加しており、認知行動療法を受診できる診療所が増えることが望まれますが、本市においても、相談態勢の充実を図り、認知行動療法に対する認識を深め、相談に訪れた方々に積極的にその受診の紹介ができるようにしてほしいと思います。  以下、質問させていただきます。  1、児童虐待について伺います。本9月定例会での代表質問でも取り上げさせてもらいましたが、再び個人質問でも伺いたいと思います。  平成21年度の本市における児童虐待の中で、ネグレクトは66件、心理的虐待は21件であったようです。近年の傾向として、ネグレクト(育児放棄)や、心理的虐待の割合が増加しているようです。  ネグレクトや心理的虐待は、身体的虐待と異なって、外傷がなく、発見が難しく、大阪市の幼い姉と弟が母親に置き去りにされて死亡した事件のように、死に直結するケースも多くなっているようです。  また、市に至らなくても、子どもの心に大きな傷を残し、精神の発達に大きな影響を与えると思います。そこで伺います。  1点目、本市の相談のうち、小学生はネグレクト31件、心理的虐待31件、中学生がネグレクト11件であったようですが、学校ではどのように対応しているのか伺います。  2点目、先ほどの数字はあくまでも相談件数であり、相談にのぼらない事例も多くあると思いますが、学校現場ではどのように把握しているのか伺います。  次に、二学期制について伺います。  1点目、本市において小中学校で二学期制が何年か前から実施されておりますが、二学期制を導入した意義と背景を伺います。  2点目、二学期制を導入した目的は達成されているのか伺います。  次に福祉行政について伺います。  (1)支え合いマップについて、第二次那覇市地域福祉計画によると、「民生委員・児童委員の担当地区の範囲で気になる場所、気になる人や、気になる人にかかわっている人との関係を線でつなぎ、住民とのふれあいや、日ごろどのような支え合いがあるかを記した地図のことであり、地域の支え合いによる解決を図ることで、地域の福祉力が高まることを目指します」とあります。  このように本市おいては、支援を必要とする人を支え守っていくために、支え合いマップづくりが以前から取り組まれておりますが、その進捗状況を伺います。  (2)支え合いマップづくりが本市のすべての地域で実施されることは、市民にとって、また特に支援を必要とする方々にとって、大変住みやすいまちになり、早く実施されることが望まれます。  しかしながら、今までなかなか進んでいないと思われますが、それはなぜか伺います。  また、早く進めるための新たな取り組みがあれば伺います。  3点目、第二次那覇市地域福祉計画によりますと、地域で配達活動をしている事業者と連携し、見守り体制をつくっていくとありますが、どのように取り組まれているのか伺います。  残りは自席にて再質問させていただきます。 ○翁長俊英 副議長   盛島明秀教育委員会学校教育部長。 ◎盛島明秀 教育委員会学校教育部長   喜舎場盛三議員の個人質問中、1、児童虐待について、2、二学期制について順次お答えいたします。  まず、(1)児童虐待の学校での対応についてお答えいたします。  児童虐待につきましては、那覇市教育委員会で作成した児童虐待防止対応マニュアルに沿って対応しております。  学校現場におきましては、幼児・児童生徒の状況や、保護者、家庭の状況をしっかり把握し、学級担任が中心となり、養護教諭、教育相談支援員、生徒サポーター、スクールカウンセラー等で校内支援チームをつくって対応しております。  また、教育相談支援員や生徒サポーターの家庭訪問による登校指導や、関係機関と連携した個別支援会議などを実施して対応しております。  次に(2)の相談に上がらない虐待事例の学校現場での把握についてでありますが、学校及び教職員には児童虐待の早期発見努力義務、また児童相談所や本市子育て応援課への通告の義務が課せられております。  4月にそのことを各学校へ周知を徹底したところであります。  また、7月の教頭連絡会において研修を実施しております。その中で疑わしい虐待事例の場合でも、速やかに児童相談所及び子育て応援課への通告をすることを確認しております。  各学校におきましては、学級担任は日々の児童生徒の観察をきめ細やかに行っております。  また養護教諭、部活動顧問、支援員、サポーター、民生委員・児童委員等の情報交換をしっかり行うとともに、関係機関との連携を深め、児童虐待、早期発見及びその把握に努めておるところでございます。  続きまして、個人質問2の二学期制について順次お答えいたします。  (1)二学期制を導入した意義についてでありますが、二学期制の導入により1つの学期を長期化することによって、児童生徒と教師に時間的・精神的にゆとりを生み出し、「授業時数の確保ができる」、「連続した学びができる」、「多面的でより的確な評価ができる」、「児童生徒と対応する時間の確保ができる」などが挙げられております。  導入の背景につきましては、平成14年度からの新学習支援要領の全面改定、相対評価から絶対評価への変更及び完全学校週5日制の実施に伴い生きる力の育成を図り、特色ある学校づくりを積極的に推進するため、2年間の試行を経て、平成18年度より市内全校で導入実施しております。  (2)の二学期制を導入した目的は達成しているかについてですが、学期のまとめが3回から2回に減った分、授業や教育活動に集中して取り組むことができ、児童生徒も日常の学習に落ち着いて取り組めるようになったことが成果として上げられております。  また始業式・終業式の行事や、定期テストの回数の見直し等により授業時数の確保にもつながっております。  さらに、学期途中に夏休みを挟むことで、サマースクールや補習指導等、個人の課題の解決や学習の遅れを取り戻すなど、学びの連続を生かした取り組みを現在、市内全小中学校で行っております。  したがいまして、導入した目的は達成されておるものと認識しております。  以上でございます。 ○翁長俊英 副議長   大嶺英明健康福祉部長。 ◎大嶺英明 健康福祉部長   喜舎場盛三議員の福祉行政に関するご質問に順を追ってお答えいたします。  まず(1)の支え合いマップの進捗状況につきまして、平成18年度は、民生委員・児童委員や地域相談センター職員向けの研修を主に行い、平成19年度以降は、民生委員・児童委員が各々の地域でマップづくりに取り組んでいます。  また、地域相談センターにおいても、各々の利用者について支え合いマップづくりを行っております。  マップは、民生委員・児童委員が活動の一環として作成するものが多く、約120程度のマップがつくられているものと考えられます。  本年度も那覇市社会福祉協議会が、民生委員・児童委員の地区別合同研修で、支えあいマップの利点、効果の周知や作成の研修を行っております。  次に(2)の支え合いマップの作成が早く進まない原因についてお答えいたします。  支え合いマップは作成目的がはっきりしているほど関わる人たちの協力を引き出しやすい傾向があります。  実際に、孤独死の懸念など、具体的な課題が明らかな事案を抱える民生委員・児童委員や地域相談センターでは作成された事例が多くあります。  このことから、本市では第二次地域福祉計画において災害時要援護者の支援を目的とした支え合いマップの作成に重点を移し、ひいてはそれが一人暮らしの高齢者や障がい者等の見守り体制の整備につなげるという仕組みを導入しました。  そのため、年度内にこれら要援護者の情報を民生委員・児童委員に提供するよう準備を進めているところであります。  最後に(3)の配達活動をしている事業者と連携した見守り体制については、社会福祉協議会へ補助事業として平成14年度から福祉協力員を募り、見守り活動を行っております。  現在、新聞販売店主や社会福祉協議会が居場所づくりとして進めているふれあい・いきいきサロン事業の協力者を含め、合計173人が民生委員や地域相談センターと連携を図りながら、地域での見守り活動を行っております。  今後、乳酸菌配達業者等の新たな協力者を得ながら、一人暮らし高齢者等の見守りや、声かけ運動を実施していきたいと考えております。 ○翁長俊英 副議長   喜舎場盛三議員。 ◆喜舎場盛三 議員   どうもご答弁ありがとうございました。  順を追って、再質問、また要望をしたいと思います。  まず二学期制から再質問をしたいと思います。  私はこの二学期制を質問したのは、先ほども答弁がありましたように、非常に評価しているんですけれども、質問したのはなぜかといいますと、保護者の方々でなかなか理解していないといいますか、不満が結構あるのを聞いて、いろいろな方に聞いたらやっぱり三学期制のほうがよかったのではないかということもいくつか聞くものですから、再度、教育委員会のほうで徹底を行ってほしいと思いまして、やっぱり説明する必要があると思います。それで質問させていただきました。  ちょっとお伺いしますけれども、サマースクールを実施している、夏休み前にやっているとおっしゃっていましたけれども、これは対象の生徒はどのように絞っているのか。またどのように実施しているのか。これは学校によっても若干違ったりすると思いますけれども、補習的な意味なのか、そういったことをちょっとお伺いしたいと思います。  それから、保母のご意見では、夏休み前に、通知表があると、自分の子どもの弱点とかもわかって、夏休みに対策もできた。これが変わるものがあるのでしょうけれども、それがあれば夏休みの対策をしやすかった。三学期制になったほうがいいとか、そういう声があるんですけれども、それについてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○翁長俊英 副議長   盛島明秀教育委員会学校教育部長。 ◎盛島明秀 教育委員会学校教育部長   喜舎場盛三議員の再質問にお答えいたします。  2点、あったかと思います。サマースクールの対象者の選定と通知表が出ていないのに、どう対応するかということだと思いますが、まず、サマースクールの対象者につきましては、全児童生徒を基本的に対象にして進めている学校、あるいは学年を指定する、あるいは希望者を募る。補習が必要な児童生徒を教師が指名するというような方法でそれぞれの学校で違いはありますが、すべての学校で対応しております。  それから、通知表がないことへの不安についてでございますが、この件につきましては、夏休み前に普段の学校生活の様子、あるいは定期テストの結果や、生活実態アンケートの結果、学級担任や強化担任によるコメントなどの資料を準備し、夏休み前に三者面談を実施する。あるいは小学校では保護者面談で、成果と課題を夏休み前にしっかり確認して取り組んでおります。  保護者へもそのことをしっかり伝えながら、学習の内容状況の把握、そういうことをしっかりお伝えしております。  また、必要に応じて夏休み期間中に、家庭訪問を実施して伝えている学校もございます。  ですから、通知表がないことによって、成績の把握ができないかというようなことはございません。むしろそれ以上にしっかり伝えている現状がございます。以上でございます。 ○翁長俊英 副議長   喜舎場盛三議員。 ◆喜舎場盛三 議員   ご答弁どうもありがとうございました。  今ありましたけれども、学校側はそれぞれ一生懸命取り組んでおられると思いますけれども、保護者の方の中では、例えば夏休み明け学校になりますけれども、非常に学校に行きたがらない子どもがやっと行って、リズムができたと思ったらすぐに秋休みがあると。そのリズムが非常につくりにくいということもありまして、それから、また中学生の場合にはテストが少ない。それで本当に評価できるのかという父母の声もありました。ともかくなかなか理解されていない、皆様方、一生懸命やっているのが伝わっていない点もあると思いますので、ぜひ保護者の方に説明をじっくりやってほしいと思います。  あとネグレクトについてお伺いします。  今、虐待について対応がありましたけれども、ネグレクトは非常に発見がしにくい、身体的虐待と違いまして、非常に教育相談支援員の方々にお伺いすると、実態は非常に厳しいものがあるよと聞いているんです。確かに、家庭が貧しくて、食べるものも事欠く家庭もいるとは思いますけれども、親自身は通信販売なんかをしたり、お金を使っておきながら、子どもに食事をつくらない。やっと学校の給食で食事になるとかいう家庭もあるそうです。本当に実態は大変厳しいものがあると聞いておりますので、ぜひ教育相談支援の方々から本音をどんどん聞いて、実態を確認する、聞く必要がある、そういう機会をもっと設ける必要があるのではないかと思いますけれども、教育長、よろしくお願いいたします。 ○翁長俊英 副議長   城間幹子教育長。 ◎城間幹子 教育長   喜舎場盛三議員の再質問にお答えいたします。  ただいま議員ご提案のように、教育相談委員や民生委員・児童委員からも聞き取り調査など、さらなる実態把握に努め、しかるべき対応を進めてまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 副議長   喜舎場盛三議員。 ◆喜舎場盛三 議員   どうも答弁ありがとうございました。  児童虐待の中で、先ほども言いましたように、身体的な虐待は気づきやすいんですけれども、ネグレクトとか、心理的虐待は非常に気づきにくい、そしてまた相談にのぼってくるのは、本当に一部であり、すそ野はかなり広いと思われます。虐待が発生してからの対応よりは、防止のほうが本当に重要だと思います。
     親によっては、子どものときに自分が虐待を受けた人が同じように子どもにやってしまうということもあるということを聞いております。親を教育することが重要だと思います。  代表質問でも提案させていただきましたけれども、1回だけの講習などでは親に対する教育は難しいと思いますので、ぜひ茅ヶ崎市がやっているところで、コモンセンスペアレンティング講座、暴力や暴言を伴わない子育ての技術を親が習得して、虐待の予防解消を目指すもので、だれでも簡単に実践でき短期間で効果が上がるという、茅ヶ崎市の例ですけれども、これは外部に委託しないで、市の職員が研修を受けて、これを習得して実施しているそうです。  1回2時間で全部で7回、ビデオで模擬演技を交えた演習形式のプログラムとなっているそうですけれども、コストがかかっていないそうです。要するに職員が習得して、それを実施するものですから、3年後には市内の全保育所にこの講座を開くことを予定しているそうですので、このように親への教育、これが子どもが小さい頃からやっていくのが非常に大事だと思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。  では、次に移ります。  環境部長にお伺いしたいんですけれども、現在、のごみ収集のときに、高齢者の安否を確認する、高齢者を見守るアシスト収集をやっていらっしゃいますけれども、この状況をお伺いしたいと思います。 ○翁長俊英 副議長   休憩いたします。            (午前11時54分 休憩)            (午前11時56分 再開) ○翁長俊英 副議長   再開いたします。  喜舎場盛三議員。 ◆喜舎場盛三 議員   環境部長、アシスト収集をやっておりますけれども、これは始まったばっかりで、まだ全市的には広まってないみたいですけれども、確かに、本来は市民同士が助け合うのが理想だと思いますけれども、ぜひアシスト収集も、ほかの自治体でもやっているところがあるみたいですので、もっと本当は広げてほしいんですけれども、これは市の職員だけでは厳しいと思うので、そこをまたよく考えてほしいと思います。  平成20年度の市民意識調査では近所との付き合いで、「1、2軒と付き合っている」という人が25.3%で、付き合いが「まったくない」という人が22.1%、約48%の方々が「ほとんど付き合いがない」です。それから、「隣近所と付き合いたくない」という人が30.6%となっているように、那覇市では本当に地域コミュニティが希薄になっている。そういう中でお互いに支え合う、市民同士で支え合うというのは非常に難しくなっていると思うんです。それで支え合いマップづくりも非常に難しいと思うんですけれども、ぜひ力を入れてお互い同士で助け合えるような特に支援を必要とされる方々を助け合い、支えられるように、だいぶ前から始まってはいますよね。なかなか進んでいないという状況を聞いておりますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  先ほどありましたように、アシスト収集とか、いろいろな手を使って高齢者を見守ってほしいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○翁長俊英 副議長   午前の会議はこの程度にとどめ、再開は午後1時といたします。  休憩いたします。            (午前11時58分 休憩)            (午後1時   再開) ○金城徹 議長   休憩前に引き続き、会議を開きます。  高良正幸議員。 ◆高良正幸 議員   こんにちは。自民・無所属連合の高良正幸です。個人質問の前に所感を述べさせていただきます。  昨今暗いニュースの多い中、興南高校が春夏連続優勝という快挙を成し遂げたことに強い感銘を受けました。沖縄県の大きな誇りであります。  元興南高校野球部のホープ、瀬長清議員が、母校後輩のためにと裏方となり、一生懸命に市内を駆け回り、また、甲子園を往復するその姿にまた一段と私は感動いたしました。  このように、多くの人々の応援と熱い思いが一体となって、優勝へ導いたと思います。これをきっかけに沖縄県那覇市のあらゆる分野に元気を活気づくことを祈念し、質問に移ります。  極端に暗い話に変わりますが、糸満からの不発弾発見、泡瀬そして那覇市の小禄、首里と、現在も続々と発見されつつあります。  糸満市で2009年1月、男性1人重態の事故がありました。現場に立ち会った山城誠司議員によりますと、想像を絶するほどすさまじいものであり、戦争体験のない山城議員でも、戦争とはこんなに恐ろしいものかと真剣に語っておりました。  一方、那覇市内、私の住んでいる字小禄におきましては、驚くことにこの現場は私の親戚の土地であり、しかも隣は知人が住んでおり、10年以上も訪問したり、また現場には何度か自分の車を停めたこともあります。小禄には約40年前、聖マタイ幼稚園爆発事故がありました。まだ多くの人々の記憶に刻まれております。  私も、今回、道路、畑など日常生活の場に潜む恐怖を本当に感じておりました。幸いにも去る19日に我が小禄地域は無事に爆破処理が終わりました。来月に行われます首里鳥堀町4丁目におきましては、住宅街の中で爆破処理をするという、県内では初めての全く予測できないことであります。  ここで質問いたします。(1)糸満から泡瀬、那覇市と、沖縄県内各地で発見されつつあるこの不発弾問題について、当局の見解を伺います。  (2)那覇市の小禄5丁目と首里鳥堀町4丁目の不発弾の相違点について伺います。  (3)は、玉城議員、野原議員と質問が重複しておりますので、カットいたします。  次に、高齢者、障がい者訪問ごみ出し支援事業についてでございます。  私は、親父の介護の経験がありまして、あえて取り上げました。確かに寝たきり老人のごみ処理は大変なものです。  1番目に、まず、紙おむつであります。1週間に出るその量の膨大なこと。幸いにも、私の家族、兄弟、親父の孫たち、そして、ヘルパーの皆様のおかげでスムーズに過ごせました。1人の介護だけでも、いかにたくさんの手助けが必要であることがわかりました。  去る6月定例議会で、宮平のり子議員の質問で、来間部長が、この事業の意義を答えておりました。「この事業は1人暮らしの高齢者や障がい者の皆様が、日常生活を営む上で困難なごみ出し作業を支援するとともに、希望する方に対しては、声かけによる安否確認を行っており、地域や福祉部門との連携を含め、大きな意義をもった事業だと認識しております。この事業をきっかけに、地域の皆様から支援が広がっていけば、今後の協働のまちづくりにも大きく寄与するものと考えております」との答弁でありました。  2011年度まで試験実施、2012年度以降は本格展開を検討するとのこと。沖縄県では那覇市独自の事業とも聞いております。また、クリーン推進課職員が、大変に積極的に前向きの姿勢で取り組んでいると聞いております。  ここで質問いたします。  事業開始からの経過として、(1)ごみ収集方法(分別、曜日、時間帯等)について。  次に、(2)9月現在の高齢者と障がい者の申請件数と実施件数及び那覇市の高齢者単身世帯数と介護認定者数について。  (3)これまでの反応と今後の取り組みについて。例えば、声かけによる反応とか、何らかのトラブルが発生したことはないか。  次に、静岡市と那覇市の交流事業について。  最近、知人の琉球古典音楽の先生に、昔の珍しい体験談を聞かされました。静岡市の清水で仕事に行ったとき、近くに沖縄の由緒正しい方の古い墓があるということを聞いて、早速墓参りに行ったら、それが具志頭王子の墓であったそうです。そして、ことしの8月の新聞記事に、比嘉悦子てだこホール館長が、「具志頭王子400回忌に寄せて」と大きく取り上げておりました。  1610年の江戸上りの途中、琉球国王尚寧王の弟、具志頭王子が当時、静岡駿府城に隠居していた徳川家康を謁見に立ち寄ったところ、運悪く病死され、静岡市の清見寺に埋葬されました。400年目のことし、その墓石を修復しようと立ち上がったのが、静岡県の沖縄県人会と具志頭王子墓所修復実行委員会であります。  そこで質問いたします。  (1)静岡市・那覇市交流連携等協定について伺います。  次に、(2)静岡市における具志頭王子400回忌について伺います。  次に、那覇市・福州市児童生徒祭事業について。  那覇市の友好都市事業として、今年度はハワイ・ホノルル50周年記念事業がありました。次年度は、11月頃に中国福州市との友好都市30周年記念事業があると聞いております。提携以来、文化、経済、教育、芸術、スポーツ等と、様々な分野で活発な親善を深めていることと思います。  その中で、今回は1985年から両市の児童生徒の訪問受入を目的とした那覇市・福州市児童生徒祭事業について質問いたします。  (1)この事業の趣旨を伺います。  そして、(2)事業内容と実施方法について伺います。  以上の質問にお答えください。あとは自席にて再質なり意見を述べたいと思います。 ○金城徹 議長   宮平智消防長兼総務部参事監。 ◎宮平智 消防長兼総務部参事監   高良正幸議員の個人質問中、防災行政について順次お答えします。  まず、(1)についてお答えします。  沖縄では、日米による地上戦が行われたため、今なお2,300t余の不発弾が埋没しているといわれ、開発行為等によりたびたび不発弾が発見される現状にあります。  沖縄県の統計資料によると、平成20年度に県全体で処理された不発弾の件数は833件、重量に換算しますと23.7tとなり、全国で処理される件数等の半数以上が本県で処理されたものとなっております。  不発弾は、戦争により残された負の遺産であり、不発弾処理は戦後処理の一環として国が責任をもって処理すべきであると考えております。  今後とも公共事業、民間事業を問わず、磁気探査や不発弾処理事業費の全額国庫負担及び事故被害に対する補償制度の確立等について、沖縄県市長会と連携し要請したいと考えております。  次に、(2)の小禄5丁目と首里鳥堀町4丁目の不発弾の相違点についてお答えします。  不発弾が発見された場合は、現状の状態で回収できるかどうかを判断し、回収できないものについては発見現場で安全化処理を行い、回収します。安全化処理の方法は、通常、信管を取り外す方法と信管を破壊する方法があります。  小禄5丁目で発見された不発弾は、旧海軍製の機雷を改造したもので、現状の状態で回収することが困難なことから、現場で信管を取り外す安全化処理を去る9月19日の日曜日に行い、処理作業は無事終了いたしました。  首里鳥堀町4丁目で発見された不発弾は、米国製の8インチ艦砲弾で、弾底部分についている信管の構造と腐食の度合いから、現状の状態での回収及び現場での信管の取り外しや破壊ができない状態にあることから、本市で初めてとなる住宅地内での爆破による安全化処理を行うものとしております。  今回の処理方法が、住宅地内で初の爆破処理となることから、その影響を考慮し、市民へ適切な情報提供をするため、9月8日に記者発表を行ったところでございます。 ○金城徹 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   高良正幸議員の個人質問、高齢者等へのごみ出し支援事業、いわゆる「アシスト収集事業」と申しますけれども、それについて順次お答えいたします。  まず、(1)のごみ収集方法につきまして、収集時間は午後2時から午後4時まで、収集場所は主に玄関先でございますが、集合住宅などについては、玄関先ドアの横となっております。月曜から金曜の間に玄関先に出されたごみを、収集する地区の状況に応じ、週1回または2回収集しております。  次に、(2)の実施件数等についてお答えいたします。  アシスト収集の9月現在の高齢者世帯の申請件数は56件、うち実施件数は47件、障がい者世帯の申請件数は9件、うち実施件数は8件となっており、合計55世帯が収集の対象となっております。  また、本市の高齢者単身世帯数は、1万4,602世帯、介護認定者数は3,726人となっております。  次に、(3)のこれまでの反応と今後の取り組みについてお答えいたします。  アシスト収集は、エレベーターが設置されていない集合住宅などにお住まいの高齢者や障がい者の皆様から非常に喜ばれており、収集時に行っている安否確認を含め、生活支援に大いに役立っているものと考えております。  また、今のところ実施にあたっての大きなトラブルがあったとは聞いておりません。  当事業は、ことしの2月から試験的に実施しており、当初の18件から現在は55件へと拡大しております。今後、この2〜3カ年は試行期間として、実施主体である那覇市社会福祉協議会や関係部署と協議し、問題点や体制などについて、調査、研究してまいりたいと考えております。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   高良正幸議員の個人質問、観光行政についてのご質問にお答えします。  まず、那覇市・静岡市の交流連携等に関する協定ですが、昨年、平成21年6月4日に新たに富士山静岡空港が開港するにあたり、静岡市からのご提案で、2市間での市民交流の促進、地域資源の相互の活用を進める中で、相互の観光、経済の振興を図ろうと同年2月3日に締結いたしました。  空港開港前の5月には、翁長市長を団長として、那覇市キャンペーンレディーと那覇太鼓で静岡駅前にて観光誘客キャンペーンを行い、空港の開港においても、市観光協会でキャンペーンを行いました。  以後、両市の市広報を使った相互のPRや、静岡市での「おでんフェア」や「静岡まつり」に参加し、誘客宣伝を行っております。  次に、静岡市における具志頭王子400回忌についてですが、琉球国王尚寧王の弟、具志頭王子が1610年の江戸上りの際、途中で病死され、静岡市の清見寺にまつられております。毎年8月に静岡市沖縄県人会の皆様でお墓参りをされており、ことし没後400年を迎え、県人会の皆様でお墓の修復をされ、9月8日に400回忌の法要が静岡県人会を中心に沖縄芸能関係者の皆様とともに営まれたとのことです。  また、それに伴い静岡市内のスーパーマーケットで「沖縄フェア」が開催されるなど、静岡は沖縄と古くから縁があるところでもあります。  今後とも、このようなご縁を大事にし、両市の歴史、文化、経済の交流を深めていきたいと思います。 ○金城徹 議長   知念覚総務部長。 ◎知念覚 総務部長   高良正幸議員の平和交流行政についてのご質問に、順次お答えいたします。  はじめに、児童生徒交流祭事業の趣旨につきましては、未来を担う両市の児童生徒が、交流を通して友情をはぐくみ、お互いの歴史や文化等に対する理解を深めることにより、国際感覚豊かな人材の育成を図ることを目的に、1995年にスタートし、隔年で相互の小中学校の児童生徒の派遣並びに受け入れを行っております。  事業内容といたしましては、お互いの学校を訪問し、事業参加や文化交流、またホームステイ等を通して相互理解と友情を深め、両市の友好交流を推進するものであります。
     実施方法につきましては、本市の教育委員会より推薦を受けた市内の小中学校において、福州市からの児童生徒の受け入れ及び翌年の当該小中学校からの児童生徒の派遣を行っております。 ○金城徹 議長   高良正幸議員。 ◆高良正幸 議員   関係各部長の皆様、ご答弁ありがとうございます。  それでは、不発弾処理について再質問いたします。  公共工事と民間工事に対しての取扱方を伺います。  次に、民間地での不発弾磁気探査の積極的な要請を国にできないものか、伺います。 ○金城徹 議長   宮平智消防長兼総務部参事監。 ◎宮平智 消防長兼総務部参事監   高良正幸議員の再質問にお答えします。  公共工事と民間工事の対する扱いの違いについてお答えします。  公共工事につきましては、すべての工事に磁気探査が義務づけられ、その費用については、沖縄県市町村磁気探査支援事業等の補助が適用されますが、まだ一部は市町村の負担となっております。  民間工事につきましては、沖縄総合事務局から磁気探査機器を貸し出すなどの取り組みを行っておりますが、磁気探査の実施は義務づけられておりません。使用についても、補助等の制度はございません。  次に、積極的に国に要請できないかについてお答えします。  民間工事における不発弾磁気探査は、補助の対象外となっているため、費用負担の面からなかなか実施されていないのが現状であります。市内にはまだ多くの不発弾が埋没していると推定されることから、磁気探査も含めた不発弾処理に要する費用については、戦後処理の一環として公共工事、民間工事を問わず、全額国庫負担とするよう今後とも沖縄県市長会と連携し要請してまいりたいと考えております。 ○金城徹 議長   高良正幸議員。 ◆高良正幸 議員   ご答弁ありがとうございました。  来月は首里鳥堀地域があります。私も現場を見てきましたら、住宅密集地帯でもありますし、けが人や事故のないことを祈願いたします。そして、県民市民の皆さんの命を守るために、自衛隊、市の消防本部職員、関係者の皆様には徹底した安全対策をとっていただき、本当に尊敬するに値することと、常日頃から私は感謝しております。多くの県民、市民も当然同じ思いであると思います。  次に、高齢者、障がい者訪問ごみ出し支援事業についてでございます。  先ほども言いましたが、この事業で最もすばらしいことは、クリーン推進課職員が大変に積極的で、前向きの姿勢で取り組んでいるとのことでありましょう。今後、高齢者、障がい者がますます増加の折、ぜひとも予算がなくともできる可能性、よきアイデアを生み出して、継続、広げていくことを期待いたします。  次に、静岡市と那覇市の交流事業についてでございます。9月5日の静岡新聞に、琉球王子の墓の修復を機に、沖縄との交流を深めようとの社説が出ておりました。静岡市、那覇市の交流連携と協定により、富士山静岡空港の開港以来、この1年間の沖縄線の搭乗率は78.7%、国内線屈指の好成績。特に先月は美ら島沖縄総体の影響で、89.2%と過去最高を記録した。  戦前、沖縄では紅型の技法を学び、世界的に活躍いたした人間国宝の芹沢けい介、そして沖縄戦では兵士約1,600人が亡くなり「静岡の塔」がある。多くの沖縄の若者が集団就職や大学進学で訪れている。陸上自衛隊東富士演習場では、沖縄米海兵隊の実弾射撃訓練も行われている。  以上、私たち那覇市民以上に静岡市民の沖縄に対する思いは、もっともっと熱いものがあると思います。今後、さらに積極的な交流を展開させていただくように要望いたします。  最後に、那覇市・福州市児童生徒祭事業についてでございます。  1995年から2010年の15年間、継続してきておりますので、何らかの成果、実績があるものと思います。これまでの成果と今後の計画を伺います。 ○金城徹 議長   知念覚総務部長。 ◎知念覚 総務部長   高良正幸議員の再質問にお答えいたします。  これまでの成果につきましては、1995年の児童生徒交流事業の開始以来、市内14の小中学校より143人を派遣、福州市より167人を受け入れており、引率を含めて合計310人が交流を重ねております。  なお、上山中学校につきましては、2002年に学校独自で福州外国語学校と友好校の締結を行っており、交流祭では教育委員会より推薦された市内小中学校の児童生徒とともに交流に参加しております。  また、今後の計画につきましては、2011年度は福州市との友好都市締結から30周年の節目に際し、本市としましては記念事業として福州市への訪問、本市での記念式典、祝賀会などを検討しております。その際には、那覇市文化協会等の関係団体の皆様方とも連携しながら、事業を進めていきたいと考えております。 ○金城徹 議長   高良正幸議員。 ◆高良正幸 議員   ご答弁ありがとうございました。前回は久高将光議員が個人質問で中国語教育の話が出ておりました。現在、中国が、良くも悪くも世界的に大きな勢いを増して、そして、尖閣諸島問題、観光客増減等、特に我が沖縄県那覇市といたしましては、全く中国を無視できない状況にあります。  那覇市、福州市との友好関係、それと共にこの児童生徒祭事業も非常に貴重なものと思います。沖縄、那覇市の未来を担う子どもたちのためにも、この事業のよりよき発展を希望いたしまして、私の個人質問を終わります。ありがとうございました。 ○金城徹 議長   與儀實司議員。 ◆與儀實司 議員   こんにちは。自民・無所属連合與儀實司でございます。通告書に基づき質問いたします。  まず1つに、公園行政についてですが、与儀公園においては、地域の47人のお年寄りの方々が、毎日清掃活動を行いながら、余暇としてゲートボールなどを楽しんでいる。  公園の清掃ボランティア活動をしながら頑張っている地域のお年寄りのために、日差しや雨をしのげる休憩施設の東屋などを設置できないものか伺います。  2番目に、都市計画について。この件につきましては、前回の議会でも質問したんですけど、いま一度お聞かせいただきたいと思います。  農連市場地区防災街区整備事業について。  まず(1)事業スケジュール及び進捗状況について。  (2)都市計画道路神里原線の整備について。  残り時間は自席にて再質問したいと思います。 ○金城徹 議長   小橋川邦也建設管理部長。 ◎小橋川邦也 建設管理部長   與儀實司議員の個人質問1番目の公園行政についてお答えいたします。  与儀公園では、パーゴラやガジュマルなどの緑陰を活用し、公園利用者の皆様の休憩場所として、ベンチを設置しております。  東屋は、夏場の暑い日差に限らず、雨をしのげる施設として、公園利用者の利便性向上を図る施設ですが、一方で、ホームレスや夜間の飲酒などたむろする場所として地域からの苦情も多々あるところであります。  このようなことから休憩施設は、できるだけパーゴラや樹木の緑陰を活用したベンチ等の設置が望ましいと考えており、議員ご提案の東屋などにつきましては、緑陰を活用したパーゴラ形式や、予算面も含めて、実際に公園をご利用いただいているやお年寄りの皆様と話し合いを行っていきたいと考えております。以上であります。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   與儀實司議員の個人質問2番目、農連市場地区防災街区整備事業について順次お答えします。  初めに事業スケジュール及び進捗状況についてお答えします。  農連市場地区防災街区整備事業の事業スケジュールとしましては、今年度末までに事業計画及び組合設立の県知事認可を受けて、事業に着手いたします。  平成23年度には、権利変換計画の県知事認可を受け、移転補償を開始し、平成24年度から既存建物の解体後、本格的に建築施設工事に着手し、平成27年度完了予定となっております。  進捗状況につきましては、現在、当該準備組合において正式な組合設立に向け、土地・建物の権利者に対する個別の意識調査を行っており、土地・建物の現況調査や測量などを実施する予定であるとのことであります。  次に、都市計画道路神里原線の整備についてお答えいたします。  都市計画道路神里原線は、市道壺屋松尾線と、県道真地久茂地線を結ぶ延長約172m、復員16mの道路で、農連市場と地区周辺の商店街、牧志公設市場や壺屋やちむん通り等の連携を強化し、回遊性を向上させるコミュニティー道路として位置づけでおります。  当該道路の整備方針としましては、円滑な交通と安全で快適な歩行者空間の確保や歩行者天国といったイベント広場としての活用など、市民生活の多様なステージとして活用される環境整備を行うと共に、市場が市民の台所としてのにぎわいを再生し、那覇の新たな観光名所としての交流の生まれる空間となるよう整備を行う予定であります。 ○金城徹 議長   與儀實司議員。 ◆與儀實司 議員   ありがとうございました。  2番目の都市計画道路神里原線の整備について要望いたします。  実は、先日、何気なくテレビを見ていましたら、某大手損害保険会社のコマーシャルに、前回私が質問したその地域の焼け跡の建物がそのままの状態でコマーシャルとして使われているんです。これはその残骸そのまま放ったらかしの状態で、まだ現在もあるわけですね。そこがいわゆる神里原線の道路の位置になっているわけです。  ところが、どうも今当局に聞いた限りでは、ちょうどその線上すれすれの状態で今図面が引かれようとしているという状況と、もちろんこれから詰めていく話だともおっしゃっていました。  ただ、あの状態をそのまま放置して、損害保険会社のコマーシャルに出ているわけですよ。これを何も手付かずの状態で、はたしてその整備をやっていくのか。もしかすると、そのままの状態になっていると、そのように線が引かれていくと、非常に不都合ではないかと私は思っているんですけれども、ただ、今、部長の答弁の中に、いろいろ環境整備を行いながら、多彩なステージとして活用したいということもお話があったので、これは私の要望として、あの部分、これは今度の整備地区には入っていないわけですね。  ですから、もうこの際ですから、いずれにしろ今回整備するときには、ぜひともあの部分をいわゆる取り込んだ状態で道路をつくっていただきたいなというふうに要望したいと思います。  これはいずれにしろ今回の整備事業も、話が出てから20年来ずっとかかっているわけですよ。そうすると、また道向こうについては、また改めて次の整備のときに考えたいという話もおっしゃっていました。  ただ、こうなると、また20年、30年という形で、またいつになるかわからないという状況になってしまいますので、この際ですから、隣接している状態ですので、ぜひ一歩進んだところで、この部分もしっかりと念頭に置いて取り組んでいただきたいなと、要望いたします。  それから、公園行政について、与儀公園のお年寄りの皆さんの余暇として、公園に私はこの前数えたら47人いました。それで聞いてみましたら、その方々、皆さんで活動の一環として名簿を作って、連絡場所、住所もつくって、ちゃんとしかるべき人が、その責任者みたいな方が名簿をもって、いろいろボランティアないし、お互いでのこういった余暇活動をしているということを聞きました。これは私も名簿があると。議員がきたときには、ちゃんと準備してお見せしますという話までしました。幸い、この質問を出したときに、公園管理室の玉城室長は、ぜひ議員と一緒に聞き取りをして、いい方向に進めていきたいということをいただきましたので、そういう積極的な話も含めて、もう行政の皆さん一生懸命やっていらっしゃいますので、時間は若干早いですけれども、私の質問はこれで終わりたいと思います。ありがとうございます。 ○金城徹 議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   皆様、こんにちは。社社連合の宮平のり子でございます。早速、質問に入らせていただきます。  最初に、第一牧志公設市場についてですけれども、築38年になった那覇市の台所、那覇のマチグヮーも平成18年の耐力度測定で建て替えの時期にきているという調査結果が出ています。  市民・県民の台所であると同時に観光客を受け入れる場として、重要な役割りを果たしています。  生肉・鮮魚・食料品・そして食堂など、沖縄の食材が新鮮・豊富な公設市場です。しかし、観光客が7割、地元客が3割とも言われ、地元客離れが周辺市場にも顕著に表れています。  毎月18日が市場の日って皆さんご存知ですか。去る18日、先週の土曜日も市場の日ということで、市場に行ってみました。  なんと第一牧志公設市場が開設60周年祭で、様々なアトラクションが繰り広げられていました。エイサー、演舞などでにぎわっていました。  また、市場の中では、マグロの解体ショーが始まろうとしていました。  1950年、那覇市が戦後の混乱から公的管理が及ぶ公設市場の必要を認め、市場をスタートさせてから、火事に遭う、焼失に遭う事件・事故もありながら、今日60年を迎えたということです。  ここで第一牧志公設市場の今後について質問をいたします。  (1)再整備に向けた合意形成事業はどうなっているのでしょうか。  そして(2)再整備後の運営方法について伺います。  次に道路行政についてです。  (1)繁多川交差点から松川に向けては、バス道路にもなっていますが歩道がありません。大変危険な状態にあります。付近住民は、これまでも那覇市に要請をしていると思いますけれども、道路拡張の計画について伺います。  繁多川交差点から松川に至る繁多川松川線について、道路拡張の計画はどうなっているかお示しを願いたいと思います。  (2)那覇市道の歩道の整備状況について伺います。
     次に、公園管理行政についてです。  昭和62年小学校の5年生3人は、寄宮の中央保健所近くのガーブ川に下りて遊んでいました。  大雨が降ったので、橋の下で3人は雨宿りをしているところを一瞬の増水で3人流れさてしまいました。幸いにも2人は救助されましたが、1人は命を落としたのでした。23年前の痛ましい事故の記憶です。  先月、沖縄大学の学生さんたちの企画で、ガーブ川の上流からジュンク堂前まで歩いて検証する機会がありました。私も参加をいたしました。また、厚生経済委員会でも同様に上流から事故現場ジュンク堂前まで再確認をしたところです。  開かなかった点検溝は、マンホールに変えて手動で開くことが確認をされました。ジュンク堂前まで歩いてみて、23年前に起きたことは、今現在起きても何も不思議がないように思いました。  もしも、排水路に降りたとすれば、ここのところの一瞬のゲリラ豪雨というんでしょうか、あるいはカタブイ(片降り)というんでしょうか、そういうことで増水に遭い、流されることが十分に考えられるからです。市民の安全・安心を危険標識などで喚起することが必要ではないでしょうか。 2回歩いてみたことで感じたことを申し上げながら、質問に入ります。  多くの市民が憩う与儀公園には、水路にボールが入らないように部分的な柵があります。これは神原小学校・神原中学校との道路の境界に近いところに一部柵がしてあります。危険標識等は全くありません。危険標識等の設置が必要と思いますが、設置は可能でしょうか、伺います。  次に、洋式便器の取り替えについてでございます。  大型店舗やモノレール駅など障がい者用のトイレが整っていますが、公共の古い建物は、障がい者用のトイレがまだまだです。最近では小・中学校グラウンドに屋外トイレが設置してあります。  これが和式トイレのみになっています。地域の運動会などがあるきに、和式トイレを使えない児童生徒、高齢者、障がい者の方から大変不評の相談が寄せられていました。  このトイレ弱者を放置しておけないとして、昨年の12月定例会で取り上げ、順次取り替えるとの答弁いただきましたが、取り替えの進捗について伺いたいと思います。  以上が質問でございます。残りは自席から要望なりをさせていただきます。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   宮平のり子議員の個人質問1の第一牧志公設市場についてまとめてお答えいたします。  第一牧志公設市場及び周辺のマチグヮーは、沖縄の市場独特な雰囲気が残る那覇の観光スポットの1つとしてにぎわっており、周辺商店街への経済的波及効果は大きなものがあります。  しかし、同市場は老朽化が進み、平成18年度に実施しました耐力度調査において、建物の建て替えや改築が必要な時期に来ているとの結果が出ました。  そこで平成20年度に同市場の建て替えも視野に入れた再整備の検討をはじめ、交流と学びを育む那覇の台所の創造を目指した市場とする構想を「再構築ビジョン」としてまとめました。  平成21年度には、この再構築ビジョンをもとに、市場の再整備に向けての事業手法、施設概要、新たに導入する機能等を調査分析し、実施可能性の検討を行い、その結果を報告書に取りまとめました。  今年度は、この報告書をもとに市場事業者との勉強会を兼ねた説明会を2カ月に1回程度のペーズで、これまで3回実施しており、今後も再整備に向けて合意形成を目指して作業進めてまいります。  なお、再整備後の運営方法については、マチグヮーのさらなる活性化につながり、社会環境の変化にも対応できる運営方法を選択できるよう、市場や地域の方々との協議を踏まえて決定していきたいと考えております。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   宮平のり子議員の個人質問の2番目の1点目、道路拡張の計画についてお答えします。  市道繁多川松川線周辺は、住宅が密集し、沖縄工業高校や松川小学校が隣接するなど、自動車、歩行者の交通が多い路線でありながらも、道路幅員が狭く歩道がない上に、路線バスの運行路ともなっております。  そのため、交通の安全とだれもが移動しやすいまちをつくる施策の1つとして、当該道路を含む路線を幅員3.5mの両側歩道と、総幅員19mの仮称でありますけれども、真和志線として今年度内に住民説明会を行い、早期の都市計画決定に向けて作業を進めてまいります。 ○金城徹 議長   小橋川邦也建設管理部長。 ◎小橋川邦也 建設管理部長   宮平のり子議員の個人質問の2番目の2点目、那覇市道の歩道の整備状況についてお答えいたします。  那覇市道の整備状況につきましては、平成21年4月1日現在、全体で1,900路線、延長約401qであります。そのうち歩道が設置されている路線が、340路線、延長約114qで、歩道の整備率は約28%となっております。  続きまして、3番目の公園管理行政についてお答えいたします。  与儀公園は、子どもからお年寄りまでの多くの皆さんに、利用されている公園であり、公園管理者としましても、公園利用者の注意喚起のため、安全対策が必要と考えております。  議員ご質問の危険標識の設置につきましては、現在、準備をしているところであり、早急に対応していくこととしております。以上です。 ○金城徹 議長   新城和範教育委員会生涯学習部長。 ◎新城和範 教育委員会生涯学習部長   宮平のり子議員の個人質問中、4番目、洋式便器取替えについてお答えいたします。  各学校の校舎及び屋外トイレの洋式便器への取替えにつきましては、校舎においては、各階ごとに2器、屋外トイレにおいては、1器の整備を行うこととして、破損改修や学校からの要請に対応しながら、洋式便器の設置数が少ない学校から年次ごとに順次改修を行っていく予定でございます。  今年度でございますが、便器の破損や、学校からの取替え要請を優先して、現在、校舎の3器の取替えが進んでおりますが、今後、校舎で10器程度、屋外トイレで5器程度の改修を実施する予定となっております。  教育委員会といたしましては、体が不自由で和式便器が使いにくい児童生徒、あるいは運動会等の行事や一般開放で使用される運動場利用者などがトイレの利用に困らないよう、校舎をはじめ屋外トイレにつきましても、順次洋式便器への取替えに努めてまいります。以上でございます。 ○金城徹 議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   各部長の答弁ありがとうございました。  洋式トイレの便器の取替えですけれども、屋外のほうも1器ずつ取替えをしていってくださるということで、今年度、屋外5器ということをお聞きしましたので、大変安心いたしました。  ぜひとも改修というか、取替えが進んでいくものを期待したいと思います。  さらには、屋外のほうにも男子トイレ、そしてまた女子トイレというふうに別々にありますので、将来は障がい者用のトイレも視野に入れてくださるように要望したいと思います。  去る週末も真和志小学校では、2日間、真和志祭りというものが開催されて、多くの市民でにぎわっていました。小学校、中学校の校庭が、このように地域の運動会や催し物で使われることも多いので、ぜひ進めていっていただきたいと思います。前向きなご答弁をいただいて大変うれしく思います。ありがとうございます。  次に、与儀公園の中に、柵が一部あることについて、その高い柵のそばはすぐ低くなっていて、ボールがもし飛び越えるんだったら、高いのと低いのとの間に斜めにとか、そういうことも何もないし、標識もないので、気がついたんですけれども、公園に限らず、ぜひともそういうところの点検をして、危険表示の安心、安全のためにも喚起をするために、危険標識の表示板を要望していきたいと思います。早急に設置してくださるということで、大変嬉しく思うし、本当に待ち望んでいたことですので、よろしくお願いいたします。  次に、道路行政ですけれども、この繁多川のほうから松川に向けた道路があるあたりは、特にマンションとかが、3階建てが建っても、消防車がどうやって入るのかわからないような、入り組んでいて、そういったところの周辺にまたこのように雨が降ったら傘を持って道を歩けないぐらいバスが通るとブロック塀との間を歩くのもとても危険というような、そういう地域ですので、なにか都市計画から本当に取り残されているような感があるんですけれども、住民の方々が安心してできるように、そのような説明会が年度内に持てることを希望したいと思います。  マチグヮーですけれども、マチグヮーの歴史は那覇の歴史、マチグヮーの活気が那覇の活気ということで、ぜひとも地元客、市民を呼び込むような中心市街地の将来を見据えて、合意形成事業に取り組んでいっていただきたいというふうに要望をして私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○金城徹 議長   渡久地政作議員。 ◆渡久地政作 議員   私の質問は2時30分を予定しておりましたけれども、皆さんが早く早く進むものですから、私もできる限り30分以内で終わりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  さて、9月定例会個人質問も本日が最終日、残すところ私渡久地政作と、そして花城正樹議員、那覇市議会のイケメン2人となりました。これから温かい目で質問も聞いていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  まず、皆さんに質問があるわけですけれども、沖縄のメインストリートといえばどちらでしょうか。    (「国際通りじゃないの」「りゅうせき通り」と言う者あり)  ですよね、皆さん。りゅうせき通りというのは、なかなか言う方がいらっしゃらないかと思いますが、国際通りというのが、メインストリートといえば観光客の皆さん達にもよく伝わるわけでございますが、それで今回は、この国際通りを中心とした中心市街地商店街も含めて、観光行政についてというもので質問をしていきたいと思っております。  平成19年2月11日より毎週日曜日、正午から午後6時までトランジットモールを実施しております。実施から約3年半が経っておりますけれども、以下について質問したいと思います。  1つ目に、国際通り及び周辺商店街はトランジットモールを実施してどのような効果があったかということです。  また問題点は何か、実施前と比べて伺います。  2点目に、空港滑走路増設、大型旅客船バース等、観光入域者増が見込まれる中、国際通り及び周辺商店街の方向性、整備について本市としてどのような計画をもっているのか。また商店街、通り会等々、どのようなまちづくりが話し合われているのかお伺いいたします。  3点目に台湾、香港等、世界の観光地はナイトマーケット(夜市)が観光客、また地元の人にも喜ばれております。本市として取り組む予定はないのか。また、商店街組合、通り会より要望等はこれまでなかったのかをお伺いしたいと思っております。  続いて、2番目の質問でございます指定管理者制度についてでございます。  平成16年11月那覇市ぶんかテンブス館を皮切りにこの制度が導入されまして、平成18年度より公の施設に導入されております。民間のノウハウの活用、経費の節減を目的としてこの制度を導入したというものを私は理解しておりますが、その指定管理者制度について、(1)本市において指定管理者制度を導入している施設はいくつあるのか。また、本年度で指定管理契約が終了する施設はいくつか。  (2)指定管理者制度を導入してきて、その制度になじまない施設とはどのような施設があるかを質問いたします。  壇上での質問は以上といたしまして、残りの時間は答弁によりましては、再質問、要望等を述べさせていただきたいと思います。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   渡久地政作議員の個人質問、観光行政について順次お答えします。  まず(1)について、那覇市国際通りトランジットモールは、国際通りを歩行者優先の道路空間とするため、県庁北口交差点から蔡温橋交差点の間、約1.3qをトランジットモールとして本格導入されてから、丸3年が経過いたしました。  実施者である那覇市国際通り商店街振興組合連合会からは、地域住民の認知度も浸透しており、安定した来街客が見込まれたとの事業報告がありました。  一方、問題点としては、物販店には一部を除き効果が出ていない。実施状況のマンネリ化が危惧されるなどの意見や、来街者に対する既存路線バスの利便性の悪化、雨天や猛暑日における対応などが課題として挙げられております。  次に、(2)の国際通り及び周辺商店街の方向性・整備については、観光入域者数の増加対策として、今年度に多国語充実事業で観光案内版を中心市街地各拠点へ整備予定しております。  また平成22年3月策定の那覇市交通基本計画では、国際通りをはじめとする中心市街地エリアにおいては、フリンジパーキング(これは都心の外縁部における都心アクセス用駐車場)を設け、エリア内では自動車利用を抑制し、徒歩・自転車、公共交通での移動を促すとともに、地元客や観光客が快適に歩ける歩行空間を確保することが整備の方針とされております。  なお、中心商店街組合、通り会等とは毎月事務連絡会を開催し、各商店街組合、通り会等が行う事業報告及び賑わい創出に向けた情報交換等を行っております。  また、平成21年度設立されました「頑張るマチグヮー支援基金」により中心市街地の活性化に向けた事業支援をするほか、安心・安全なマチグヮーづくり協議会を平成21年度に立ち上げ、中心市街地活性化に向け協議しております。  最後に、(3)のナイトマーケット開催については、商店街組合、通り会等からの開催要望はこれまではございません。また、市としても現時点での取り組み予定はありませんが、ナイトマーケット開催については、商店街組合、通り会等と意見交換の場を設けていきたいと考えております。 ○金城徹 議長   渡慶次克彦企画財務部長。 ◎渡慶次克彦 企画財務部長   渡久地政作議員のご質問の2番目、指定管理者制度について順次お答えいたします。  はじめに、本市において指定管理者制度を導入している施設は45施設、本年度指定期間が終了する施設は28施設となっております。  次に、指定管理者制度になじまないと思われる施設についてでございますが、行政経営課は指定管理者制度の導入を促進するため、毎年度各課に対し制度導入について検討を依頼しているところでございますが、その中で各課からの報告によりますと、制度を導入しない理由として、まずコスト削減が図れない、受託団体がない、施設老朽化により建て替えを予定しているなどが指定管理者制度を導入しない理由となっております。 ○金城徹 議長   渡久地政作議員。 ◆渡久地政作 議員   各部長、答弁どうもありがとうございました。  まず、指定管理者制度のほうからですけれども、今、答弁がありましたように、45施設、そしてそのうちの28施設が今年度中には契約終了ということで、また新たなる指定管理者導入の公募が始っていくという形でご報告があったかと思っております。  私も、今回、この指定管理者制度というもの、特にこのてんぶす那覇とかも、てんぶすのほうは16年からやってきまして、この議会の中でも、私も何度かその施設の内容等に関しては、改革する部分はいっぱいあるんじゃないかというものも含めてやってきました。やはりこの市民の皆さんが、しっかりと利用ができる、そしてまた気軽に利用ができることというのが一番この指定管理者制度の導入の、民間のノウハウを活用するという目的には合致しているかと思いますので、これからもこの28施設、公募などが始まっていくと思います。ぜひ、これはこの企画財務部だけでもなくて、各部の部長、そしてまた全庁的にこの指定管理についての議論を交わしながら、間違いのない導入をいただければと思っております。  もう1点、2番目になぜ私が制度になじまない施設があるかという質問をしたかといいますと、先の山川泰博議員の中でも、指定管理者制度のお話がありました。その中でこの安謝保育所の中もお話がされて、保育というものは私自身もこの指定管理者制度というものはなじまないんじゃないかなという感覚もあったものですから、その旨の質問をしたわけでございます。  今回、この28施設の中にこの安謝保育所も入っておりますが、先の答弁によりますと、1年間の延期をすると。この指定管理者制度の公募を1年間延期するというお話がございましたので、そこで1点だけ質問をさせてください。  安謝保育所は制度を1年間延期しておりますけれども、その理由は何があるのかということで質問をさせていただきます。 ○金城徹 議長 
     澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   渡久地政作議員の再質問にお答えいたします。  安謝保育所の指定管理者を1年間延期した理由ということでございます。  保育所への指定管理者導入につきましては、指定管理者の変更による児童保護者への負担や、コスト削減の効果が図られないなど課題も上げられているところです。  このような状況から、指定管理期間を1年間延長する中で、完全民営化の可能性について、県や関係部局と調整を図りながら検討してまいりたいと考えております。 ○金城徹 議長   渡久地政作議員。 ◆渡久地政作 議員   ありがとうございます。  この安謝保育所のほうも指定管理者制度を導入して5年がたつわけでございます。本来であれば、この5年間の中で、民営化というものに向けて、しっかり取り組んでおけば、このような問題はなかったんじゃないかなと、私は思っております。ぜひこの1年の中で、この保育という、本当に子どもたちにとってかけがえのないこの保育制度というものを、大人の手で崩すことのないように、民営化に向けてしっかりこの1年で頑張っていただければと思っております。  いろんな壁があるかと思いますが、1年でできないことはないと私は思っておりますので、よろしくお願いします。  さて、もう1点、観光行政についてに移らせていただきたいと思います。  私がこのトランジットモール、何度か私も自分の子どもを連れながら行ったことがありますが、本当に子どもたちを肩車して、そして国際通りの真ん中を歩くという気持ちよさはたまったものじゃありません。そしてまた、思う存分チョークで落書きをしている子、普段であれば怒られるところですが、このトランジットモールの時間帯だけは許してもらえると、大変楽しそうにしておりました。  この制度は、このトランジットモールは、ぜひともずっと続けていただきたいなという思いもありますし、それとまた今、部長からお話ありましたように、若干マンネリ化も見られるというお話があります。そのマンネリ化を打破するには、私の中では、やはりこれからの観光客増、そしてまた地元の人たちがより楽しい場所として戻ってこれるには、ナイトマーケットというものを導入して、その中でまた新たなまちづくりを考えてみてはどうかというもので私は提案をしているわけでございます。  本当にこのナイトマーケット、皆さんも台湾とか香港とか行かれたときに、観光で見たことあるかと思いますが、そこには本当に若い力、そして若い方たちが本当にあふれているんです。この若者の雇用もしかり、そしてまた、この観光客の増も見込めるこのナイトマーケットというものは、特にまた沖縄という土地柄、昼間は暑くて動きたくない、夜になったら動こうと。本当に夜型社会と言われていますけれども、そのような形ででも、ナイトマーケットというものは私はぜひつくっていくべきではないかなと。  ただ、問題はやはり、先ほどもあったように、この商店街組合、そして通り会、現場の方たちが手を上げ、そして声を上げなければ、なかなか行政が主導になってできないということもわかっているところではありますが、ぜひこのへんの問題点とか課題があるのであれば、それを今で報告いただいて、それがクリアできるのであれば、それをまた働いている皆さんたちに伝えて、ぜひナイトマーケット導入に向けて動けないかというものを私たちからも、そしてまた行政からも提案していくのはどうかと思いますが、この点に関して部長のほうから答弁お願いしたいと思います。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   渡久地政作議員の再質問にお答えいたします。  ナイトマーケット開催についての問題点、課題点ということですけれども、国際通りでナイトマーケットを開催するにあたっては、まず、通り会員をはじめ周辺住民との合意形成が求められます。  さらに、道路の使用に関しましては、道路管理者の道路占有許可と警察の道路使用許可を要し、併せてバス会社との路線変更協議が必要となります。  また、青少年健全育成の観点から、夜型社会の助長につながらないような配慮も必要であると思慮され、ナイトマーケット実現に向けて解決しなければならない課題は少なくないものと考えております。 ○金城徹 議長   渡久地政作議員。 ◆渡久地政作 議員   部長、とってもとってもまじめな答弁で、ありがとうございました。  やはりこういうものが法律の部分も含めて、大変厳しいのはもちろんわかっているんです。ただ、やはり、今このマチグヮーというのが、ドーナツ化現象といわれています。空洞がぽっかりと真ん中が空いているという形ですけれども、ぜひ人を集めるということは、ある意味冒険心がなければできないかと私は思っております。やはりドーナツ化現象をいつの日かまんじゅう化現象、まんじゅうのように真ん中にあんこが集中するように、そこに人が集まってくるようなまちづくりをぜひ、これは行政のほうからも仕掛けていくというのが大切だと思っております。  人が集まれば、商いが生まれます。そして商いが生まれれば、物が必要になってきます。物が必要ということは産業が生まれるわけです。産業が生まれれば、もちろん雇用が生まれていくと。このような循環型の社会をこれから構築していかなければ、この那覇市の今マンネリ化しているといわれているところを打破できないんじゃないかなということで思っております。  私は今、いろんな議員からの質問の中にもあるように、生活保護の問題も、若者の雇用がないと。そういったものもこのナイトマーケットがもしかしたらクリアできるんじゃないか。そしてまた、この夜型社会というものも、いい意味で変えていく。夜、深夜徘徊が増えるという形ではなくて、夜涼しい時間帯にこの沖縄の町をまた楽しんでもらおうと。首里城とかそういったものも今、夜ライトアップされておりまして、夜がきれいです。そしてまた、てんぶす那覇、今、てんぶすホールなんかもありますけれども、昼の公演より夜の公演というほうが私は多くの観光客の皆さんたちが集まってくるんじゃないかなと。夜の沖縄の伝統芸能を見るというのは、ぜひこれは世界に行って、香港、台湾とか行っても、そういったところで見れる場所がいっぱいあります。そのようなものもぜひ参考にしていただければと思っております。  さあ、ここで私少し紹介したいのがあるんですが、皆さんわかりますでしょうか。「創造への挑戦」という、これは大変大物政治家の書いた本であります。翁長雄志と書いてあります。翁長市長から、これは私もサイン入りでもらったものですが、こちらのほうに自筆で、百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず。一考というのは考えるということです。百考は一行にしかず。これは一行というのは行動するということです。  これを私は読んで、この字を見たときにも、やはり思うのが、1人の百歩よりも百人の一歩が大切なんじゃないかなと。そのように考えております。それを考えたときには、今、多くの市民たちとともに、この那覇市の活性化のために、1人で考えていくんではなくて、翁長雄志市長が考える協働のまちづくりを、全職員、そして全議員が1つになれば、その一歩を踏み出したときに、この新しい活性化、まちづくりというものはできてくると思います。  市長が「飛び出せ市長室」とあるように、これからにぎわわない、にぎわい広場もにぎわっていないというお話がありますけれども、そういった場所もぜひおでかけ厚生経済常任委員会みたいな感じで、ぜひ現場に行って陳情を伺う、そういったものも私たちが一歩一歩進んでいければと思っております。  観光については、いろんな方たちからいろんな提案があるかと思いますが、このナイトマーケットというものは、私自身は、絶対若者の雇用、そしてこれからの発展には必要なものだと思っております。  最後に、台湾とか香港とか、お仕事柄よく経済観光部長も行かれると思うんですが、自分自身の見解として、このナイトマーケットについて、お答えをいただけないかと思いますが、お願いします。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   渡久地政作議員の再質問にお答えいたします。  先日、8月中旬ですけれども、NAHAマラソンへの会議のために、沖縄地球を走る会会長の平田久雄さんご夫妻の案内で、台湾に行く機会がございました。そのときに台中市街の夜市を見る機会がありました。まだ早い夕方の時間だったんですけれども、多くの観光客らしき人や地元のお客様方で通りはいっぱいとなっておりました。  やはりまちのにぎわいを創出するという意味で、ナイトマーケットや屋台市などは非常に魅力的なイベントだなとつくづく感じまして、課題はあるものの、できるなら那覇市においても定期的な夜市、あるいは屋台市のようなイベントができたら、また新しい那覇市の1つの観光資源になるのではないかと感じました。以上でございます。 ○金城徹 議長   渡久地政作議員。 ◆渡久地政作 議員   ありがとうございます。やはり部長本人も行って、楽しんで、来れるという感想だと思っております。夜版トランジットモールというものも、ぜひモデル感覚でも構いません、実験的でも構いません、商店街の皆さんや通り会の皆さんと、意見を出し合いながら、屋台市、そしてまた若者があふれるまちづくりのために頑張っていただきたいなと思っております。  国際通り、インターナショナル通りでございます。国際的な、国際色豊かな通りにしていくために、私たちもまたこれからどんどん質問をしていきたいと思いますので、皆さんも一緒にまちづくりをやりましょう。どうもありがとうございました。 ○金城徹 議長   花城正樹議員。 ◆花城正樹 議員   民主党会派の花城正樹でございます。9月定例会のラストサムライとなりました。ばっさりとよろしわろしを判断していきたいと思います。  それでは、皆様が退屈にならぬよう小ネタを混ぜながら進めさせていただきたいと思います。  代表質問でも触れさせていただきましたが、美ら島総体において上村君がインターハイ空手道個人型で全国制覇を成し遂げた日に、むしょうにニュースで流れた自分の高校時代のビデオが見たくなり、デッキにカセットを入れました。13年前の飲み物のCMや、PHS簡易型携帯電話のCMが流れ、だんだんと思い出がよみがえってきました。すると、あるニュースが流れてきて、目に止まったわけでございます。翁長雄志市長、金城徹議長、唐真弘安議員、そして安慶田光男議員。もうご察しの方もいらっしゃることでしょう。議席が減った13年前の県議選那覇選挙区のニュースでした。結果は、調べておりませんでしたが、今ここで那覇市議会でご一緒させていただいていることをうれしく思います。  さて、秋は芸術、スポーツ、食欲と、様々な魅力にあふれておりますが、先週末はいろいろなイベントに触れてきました。18日、19日、補助金が削られそうになっていた那覇青年祭に顔を出しました。仲村家治副市長をはじめ、城間幹子教育長、翁長俊英副議長、ごあいさつをしっかり伺いました。お疲れ様でございます。  そして19日は、宮里光雄議員が取り上げていましたカーフリーデーのスポット、先ほど宮平のり子議員もおっしゃっておりました、第一牧志公設市場60周年祭、そして桜坂マルシェに歩いて伺いました。そこで多くの那覇市職員の方々とお会いしました。お疲れ様でございます。次回は石嶺の摂政(しっしー)ロマンロードを歩いてみたいと思います。  そして、20日は敬老の日。年に一度の定額路線バス乗り放題バスの日チケットを活用し、99歳になる祖父の家に伺いました。感謝の言葉と励ましの言葉をかけたわけでございますが、ここで私のブログに寄せられたコメントを1つ紹介をさせていただきます。  ハンドルネーム幼稚園児ママさん。「沖縄で行われた事業棚卸、いわゆる仕分けに関する新聞記事を目にしたとき、高齢者に贈られる表彰状のカットがありました。目に止まった理由は、祖母の存在。100歳を超えていますが、元気に一人暮らしをしています。昨年、遊びに行くと、とってもうれしそうに県や市からの賞状や楯を見せてくれました。訪れる人たちにも、同じように笑顔で見せていたようです。同世代や年下の方が亡くなって、見送るばかりで悲しいことが多い中、表彰されると長生きしてよかったと非常にうれしがっていました」というような内容でした。  那覇市に消えた老人問題、年金不正受給が生じなかったのは、本員としましても、見守りアンケートや、この敬老の日のイベントの影響もあるのではないかと思うわけでございます。訪問されて、直接表彰状をお渡しになっている翁長市長に、たとえ行政刷新の蓮舫議員から指摘をされたとしても、このイベントを続けていただきたいと要望を申し上げ、1番目の消えた老人問題についての答弁は求めません。  それでは、順次質問をさせていただきます。  まずは那覇ハーリーについて。去る5月3日〜5日開催された第36回この那覇ハーリーの大会では、約21万人の市民や観光客が訪れたと聞いておりますが、ここで質問をさせていただきます。  (1)開催目的とその効果を伺う。  (2)運営費の推移(過去3年)を伺う。  (3)参加チーム数を伺う。  次は、教育行政についてでございます。質問に入る前に、那覇新都心おもろまちの名前の由来になった「おもろさうし」に少し触れてみたいと思いますか。  琉球の歴史は、他府県の文化と比較すると個性をもち、極めて重要だと思いますが、その中心であった王府に伝えられたおもろには、また特別な文化史上の意味があると考えられています。  1つご紹介をさせていただきます。 「昔神世にむんだすいごふしん お祝いの時おもろ 首里 おわる てだこが むんだすい ぎれいてぃ 玉走り 玉やりど みもん ぐすくおわる てだこが むんだすい ぎれいてぃ 玉走り 玉やりど みもん」  これは、首里おわりてだこ(首里におわします国王様)が、むんだすいぎれいてぃ(首里の正殿をおつくりになっていただいて)、玉走り たまやりど みもん (玉のようにおごそかで本当に見事なものだ)、そういうふうな意味合いでうたわれたものです。  首里城の正殿、この竣工式の儀式の際に一番初めに詠まれたおもろさうしだと、そういうふうに言われております。  日本の歴史との関わりもそうですが、独自の身近な歴史文化に触れることは、今の沖縄の理解につながるものになると考えますが、ここで質問です。  本市中学校における琉球史の授業数を伺います。  では、教育行政2つ目でございます。質問に入る前に、少しニュースに触れます。  連日新聞に掲載されている、本島南部で起こった集団強姦事件についてです。まず、遺族の方々に対し、心から哀悼の意を表します。あまりにも卑劣でひどい事件ですので、内容に関しましては、この場では控えさせていただきますが、これは深夜徘徊、そして喫煙、万引き、飲酒、集団強姦、そして自殺と、その過程(プロセス)に様々な問題の要素を含んでおります。  この週末、沖縄では学生の傷害事件、そして壺川の廃墟マンションでの集団飲酒もございました。やはり重要なことは、事後のこの後、事後の迅速な取り組みによる未然防止と2次被害の発生防止でございます。  ここで質問です。学校現場で起きた問題に対する取り組みについて伺います。  それでは最後に、窓口対応についてでございますが、先日の大浜美早江議員の質問でもございましたように、役所内ではプライバシーの情報を扱うことが多いかと思います。児童扶養手当の手続きに関しましては、必要項目で、別れただんなや事実上の彼氏、だんな、住んでいる場所などなど、本当に人生いろいろ、事情もいろいろでございます。他人に指摘されたくない、あるいは周りの方々に聞かれたくない、そんな情報もたくさんございます。私のもとにも多くの苦情や相談がございました。これはコンプライアンスの観点からも、十分に気をつけていただき、担当部長に対し、新庁舎のレイアウトにもそれをしっかりと反映させていただきたいと要望申し上げ、これも答弁は求めません。  以上、壇上での質問は終わりますが、答弁によりましては自席にて要望・再質問等をさせていただきます。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   花城正樹議員の個人質問2番目の、那覇ハーリーについて順次お答えします。  まず、開催目的とその効果についてですが、海事思想の普及と那覇の伝統行事を保護育成するとともに、市民相互の親睦及び連帯を深め、那覇ハーリーの実施により、沖縄の青い海と空を県内外に宣伝し、観光誘客により、観光の振興を図ることを目的にしております。  その効果につきましては、県内の調査機関による経済効果資料はございませんが、5月3日に市内中学校の18校とそのPTAを中心としたレース、4日に地元や観光客の皆様も参加いただける体験乗船を実施し、5日には市民団体や企業など、一般のチームによるレースや本バーリーが行われ、ことしの第36回大会では、約21万人余りの市民及び観光客が訪れています。  次に、運営費の推移についてですが、那覇爬龍船振興会、那覇市、那覇市観光協会、沖縄テレビ放送株式会社で担い、4団体で那覇ハーリー実行委員会を組織し開催しております。  ハーリー競漕実施における過去3年間の運営費につきましては、平成19年度が854万5,000円、平成20年度が888万1,812円、平成21年度が930万9,144円となっております。  最後に、参加チームについてですが、平成22年度は中学校の部36チーム、PTAの部18チーム、一般の部99チームの合計153チームの参加がありました。以上でございます。 ○金城徹 議長   盛島明秀教育委員会学校教育部長。 ◎盛島明秀 教育委員会学校教育部長   花城正樹議員の個人質問3、教育行政1、2について順次お答えいたします。  まず(1)の本市における琉球史の授業数につきましては、中学校17校中15校において実施されております。中学校の3カ年間で、平均しますと約7時間の授業を行っております。  授業では、教科書以外の資料として、主に「沖縄県の歴史と文化」が活用されております。一部自作教材を活用した指導例も行われております。また、映像資料としまして「沖縄県教育委員会提供の琉球王国の栄華」「沖縄の城・世界遺産」も活用されております。授業内容といたしましては、中心内容としましては、琉球王国の成立、大交易時代、沖縄戦と本土復帰などでございます。  次に(2)の学校現場で起きた問題に対する取り組みについてでございますが、まずは、実態把握を行うための事実確認及び情報収集を迅速に行い、問題の質あるいは程度に応じて迅速かつ適切に対応することが大事になってまいります。  その際、学級担任だけでなく、生徒指導主事や養護教諭等、関係職員による複数体制で対応し、学校長を中心に、学校全体で取り組むとともに、当該生徒と保護者も含めた教育相談の実施が必要となってまいります。  中学校におきましては、毎週、生徒指導委員会開催し、問題の情報共有や対応について協議をしております。問題行動等の未然防止や、二次被害が発生しないために、教育委員会としましては、全小中学校に配置しております教育相談支援員、及び全中学校に配置しております生徒サポーター、あるいは自立支援教室キラ星学級などによる学校支援の充実を図ってまいります。  さらに多様化する問題に対応していくために、警察機関や児童相談所も含めた福祉関連機関等との有機的な連携を推進していくことが大切になると考えております。 ○金城徹 議長   花城正樹議員。 ◆花城正樹 議員   各部長、ご答弁ありがとうございました。
     それでは、順に再質問させていただきます。  まず那覇ハーリーについて、実は昨年に続き、私も地元の「仲井真中学校ОB会」というチーム名で参加をさせていただきました。1期生から22期生までの幅広い年齢層で1つの船を漕ぐというのは、部長の答弁でもございましたように、親睦も深まり、そして何ともいえない感動を覚えております。  ちなみに、前泊美紀議員が3期生、私が9期生ということになっております。この競漕を終えて、会場の屋台でつまみを購入し、懇親会をしていたところ、大会本部から封筒が届きました。それを一部割愛して読み上げさせていただきます。  「那覇ハーリー参加チームの皆様。那覇ハーリー参加費の徴収について」。那覇市当局からの補助金、有志の方々からのご寄附だけでは到底賄えない状況にあり苦慮いたしております。平成23年度より那覇ハーリーへの参加費として、各チーム当り3万円を徴収させていただくこととといたしましたので、諸事情をご理解くださりご協力の程お願いします。  ここで質問させていただきます。  この徴収に関しまして、どのような経緯で決定したのか、そして参加チームでは、企業ではない中学生やPTA、大学生のチームもございます。そんなチームからも3万円という高額な金額を徴収するのでしょうか。お伺いさせていただきます。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   花城正樹議員の再質問にお答えします。  来年のハーリー競漕における参加料については、那覇爬龍船振興会で検討をし、今年の36回開催時に参加のチームの皆様への呼びかけたとお聞きしております。  レース参加は、中学生やPTAチームもあり、企業などの一般チームと同等の参加料にするのか、当該収入についてどのように活用されるのかと、いずれにしましても那覇ハーリー幹事会や、実行委員会で確認をしておりませんので、今後、確認をしていきたいと思います。以上でございます。 ○金城徹 議長   花城正樹議員。 ◆花城正樹 議員   ありがとうございます。  爬龍船や会館の修繕費につきましては、重々承知をさせてもらっております。  しかし、爬龍船振興会に関しましては、那覇市の補助金で負担運営しております。那覇ハーリー実行委員会、これは爬龍船振興会と観光協会、そして那覇市、OTV、そこで構成メンバーになっておりますが、運営費に関しましては、那覇市はこれを把握していない。ここは本当におかしいことだと思うんです。  私は別に決算資料を公開してほしいと、そういうふうに言っているわけではございません。例えば、このイベントでの収益、そして協賛金、寄附金などの営業努力、汗をかく作業が省かれていて、参加費から多額のお金を徴収するというのは、順序が違うのではないかと申し上げているわけでございます。  それに対する見解をお伺いします。よろしくお願いします。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   花城正樹議員の再質問にお答えします。  現在、ハーリーの運営につきましては、実行委員会要綱第5条により那覇爬龍船振興会会長、那覇市観光協会会長、沖縄テレビ放送株式会社社長の4社で、それぞれの事業において実施責任を担うとともに、那覇爬龍船振興会の会長を本部長とする実施本部を設置しております。  実施本部におきまして、仮設トイレの汲み取り料金や、救急時に備えての看護師謝礼金、イベントの障害保険料金等の必要経費をその関係の事業団体で負担あるいは分割負担しております。  花城正樹議員ご提案の次回開催の参加料につきましては、爬龍船振興会、実行委員会各団体の収支状況や事業を継続していくための予算措置等をお聞きしながら、幹事会実行委員会で検討いただくよう提案いたします。 ○金城徹 議長   花城正樹議員。 ◆花城正樹 議員   ありがとうございます。  私もまた来年も「仲井真中学校ОB会」というチーム名で参加をさせていただきますので、その経緯をしっかりと見守らせていただきます。よろしくお願いします。  それでは、最後、教育行政についてでございます。  琉球史について、部長答弁で17校中15校で、沖縄の歴史・文化等を教える時間があるというふうな答弁でした。  1つ先ほど私も紹介させていただいたおもろそうしについてでございますが、ことし最後のおもろ主取安仁屋真苅より絶滅寸前のおもろを伝授されて楽譜化された、甲子園のヒヤミカチ節で有名といいますか、流れました、山内盛彬先生の生誕120年、そして琉球最古の歌集、琉球文学の最高峰おもろそうし、尚家本、安仁屋本が復元されて300年の節目、そして沖縄学の父と言われる伊波普猷先生の論文がことし発見されました。  そういうふうな節目の年に、また、おもろまちのある那覇市から、学生に対し琉球史に興味を持たせるような工夫をしていただきたいと思います。これは要望でとどめさせていただきます。  次に、現場で起きた問題に対する取り組みについてでございます。  例えば、麻薬や覚せい剤の検挙数がない。自殺の数がない。だから学校サイドに責任がないとかということではないと思います。  学生にものの良し悪しをしっかりと指し示す必要があるのではないか。児童生徒の今後の人生の中で高校生、社会人になっても被害者にもさせない、加害者にもさせないための対策が必要なのではないでしょうか。  そういう意味でも、このタイミングや個人情報のこと考慮しながら、事実をオープンにし、生徒にその問題をしっかりと投げかける、学生は携帯やメール、ブログを通して、すでに情報を得ている可能性というものは、そのものものについてもちろん温度差はあるかと思いますが、そういった可能性も大きいと思います。  その後に、様々な課題解決にいそしんでいるNPO団体から講師をお招きする。そしてその現場の生の声を聞かせることで、小学校、中学校のうちに先ほど挙げた深夜徘徊や喫煙、万引き、飲酒、自殺等々、ものの良し悪しを理解するためにいい手段だと本員は考えます。  それに対する見解をお伺いしたいのですが、ここはぜひ城間教育長に答弁していただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○金城徹 議長   城間幹子教育長。 ◎城間幹子 教育長   花城正樹議員の問題行動についての再質問ということでお答えをいたしたいと思います。  各学校では普段から各教科や教科以外の学校生活、部活動等、旗頭等の地域行事への参加を通して、居場所づくりを推進し、問題行動等の未然防止に取り組んでおります。  また児童生徒の発達段階に応じて、自他の生命を尊重する心を基盤に、いじめ暴力等の実態把握や、予防の観点から毎月の人権教育の日に、実態調査のアンケートを行い、さらに道徳の授業を通して心の教育の充実を図っております。  学校の頑張りを支えてくださる機関も多くございます。今後は、警察や児童相談所等の関係機関との連携を強化していくとともに、議員ご提案のありましたNPOや他の関係機関の活用も視野に入れ、また市の提唱する協働のまちづくりの構想を青少年の健全育成にシフトした体制としてこれまで地域からいただいているご協力を生かしていけるような未然防止に向けた取り組みを強化推進してまいりたいと思っております。 ○金城徹 議長   花城正樹議員。 ◆花城正樹 議員   ご答弁ありがとうございました。  やはり学校の現場だけではキャパシティーがいっぱいっぱいだと思います。  先ほど教育長からもありましたように、やはり地域、行政、そしてNPO団体、各関係団体等々の協力なしでは、いい教育、いいまちづくりができないと思っております。  今後も私もしっかりと力を注いでいきたいと思います。  ありがとうございました。以上でございます。 ○金城徹 議長   これをもちまして、本定例会における個人質問を終了いたします。 ○金城徹 議長   日程第3、議案第66号、那覇市固定資産評価審査委員会の委員の選任についてを、議題といたします。 ○金城徹 議長   これより質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) ○金城徹 議長   これにて質疑を終結いたします。 ○金城徹 議長   おはかりいたします。  ただいま議題となっております事件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに、ご異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○金城徹 議長   ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。 ○金城徹 議長   これより討論に入ります。      (「なし」と言う者あり) ○金城徹 議長   これにて討論を終結いたします。 ○金城徹 議長   これより採決を行います。 ○金城徹 議長   議案第66号、那覇市固定資産評価審査委員会の委員の選任については、同意することに、ご異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○金城徹 議長   ご異議なしと認めます。  よって、本案は同意することに決しました。 ○金城徹 議長   日程第4、議案第67号、那覇市役所支所設置条例の一部を改正する条例制定についてから、議案第85号、那覇市火災予防条例の一部を改正する条例制定についてまでの19件の事件を、一括して議題といたします。 ○金城徹 議長   これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   それでは、議案第72号、平成22年度那覇市一般会計補正予算(第3号)について質疑を行います。  2008年度(平成20年度)と2009年度(平成21年度)の一般会計の決算剰余金(黒字)の比較を問うものです。  2009年度の決算剰余金が21億6,470万3,121円も生じた主な理由について問うものです。  2つ目は、2009年度の普通会計の決算剰余金21億8,441万8,000円は、今回の補正予算でどのよう使われるのか質疑いたします。 ○金城徹 議長   渡慶次克彦企画財務部長。
    ◎渡慶次克彦 企画財務部長   比嘉瑞己議員の質疑、議案第72号、平成22年度那覇市一般会計補正予算第3号について順次お答えいたします。  まず、2008年度と2009年度の一般会計の決算剰余金の比較でございますが、2008年度が12億6,735万7,762円、2009年度が21億6,470万3,121円で、前年度に比べ、8億9,734万5,359円の増額となっております。  増額となった主な理由でございますが、まず歳入では、予算減額に対する決算額との差額が前年度に比べ、市税が8,346万円の増。特別交付税が8,418万3,000円の増。地方消費税交付金が5,539万5,000円の増などが主な理由でございます。  また、前年度に比べ増額となった主な理由として、歳出では、不用額が前年度に比べ退職手当が1億1,162万7,000円の増、新型インフルエンザ対策事業が6,401万円の増、予備費が4,757万円の増などが主な理由でございます。  次に2009年度の普通会計の決算剰余金21億8,441万8,000円は、今回の補正予算でどのように使われるのかという質疑でございますが、地方財政法第7条の規定により、今回の補正では決算剰余金の2分の1、10億9,220万9,000円を財政調整基金へ積み立て、残額は2010年度予算の補正財源に充てることにしております。 ○金城徹 議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   2008年(平成20年度)の決算剰余金(黒字)が約12億6,000万円、2009年度の黒字が21億6,000万円、約9億円増えていることがわかりました。  黒字といえば聞こえはいいのですが、市民の血税を預る自治体としては、やはり予算執行をしっかりと行い、地方自治法にもうたわれているように、単年度主義、プラスマイナスゼロを目指すべきだと思います。  今回の補正予算の主な特徴は、これらの前年度決算剰余金21億6,000万円の扱い方についてが、その主な内容となっておりますが、その扱い方については、地方財政法第7条の規定に従って、普通会計決算剰余金の2分の1に相当する額、10億9,220万9,000円を財政調整基金へと積み立てるとのことでした。  そこで2回目の質疑を行います。  1つは2010年度一般会計の当初予算の編成では、歳入予算が不足していて、減債基金と財政調整基金を取り崩したと記憶しております。当初予算時に財政調整基金からはいくら取り崩したのでしょうか。  もう1つは、今回の補正予算で、10億9,220万9,000円を積み立てた後の財政調整基金の基金残高はいくらでしょうか。  2つお願いします。 ○金城徹 議長   渡慶次克彦企画財務部長。 ◎渡慶次克彦 企画財務部長   比嘉瑞己議員の再質疑について順次お答えいたします。  まず、2010年度当初予算編成時における財政調整基金の取崩額は、8億1,363万6,000円となっております。  次に、補正後の財政調整基金の残高は、37億5,727万3,000円となっております。 ○金城徹 議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   最後の3回目です。  財政調整基金は、年度間の財政の不均衡を調整するために、あるいは災害や急激な税収の落ち込みなど、不測の事態に備えるために積み立てるのがその目的です。そのため、他の様々な基金、例えば新庁舎建設基金などのように、特定の目的のために積み立てる基金とは違い、自治体の貯金とも指摘されているところです。  今回の質疑で明らかになったのは、那覇市は2010年度当初予算編成時に、歳入予算の不足のために、財政調整基金を8億1,363万円取り崩したけれども、今回の補正予算でその取り崩した基金を上回る10億9,220万円積み戻した。そしてその財政調整基金の残高は、37億5,000万円になったことが確認できました。  以上で質疑を終わります。 ○金城徹 議長   これで、通告に基づく質疑は終わりました。 ○金城徹 議長   これにて質疑を終結いたします。 ○金城徹 議長   ただいま議題となっております、19件の事件については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ○金城徹 議長   日程第5、認定第1号、平成21年度那覇市水道事業会計決算から、認定第9号、平成21年度那覇市病院事業債管理特別会計歳入歳出決算までの9件の事件を、一括して議題といたします。 ○金城徹 議長   これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   認定第2号、平成21年度那覇市一般会計歳入歳出決算について質疑をいたします。  1つは、2009年度決算時における財政調整基金と減債基金の残高は幾らでしょぅか。  2つ目に、財政調整基金と減債基金の役割と過去5年間の推移を問います。 ○金城徹 議長   渡慶次克彦企画財務部長。 ◎渡慶次克彦 企画財務部長   比嘉瑞己議員の質疑、認定第2号、平成21年度那覇市一般会計歳入歳出決算について順次お答えいたします。  まず2009年度決算時における財政調整基金と減債基金の基金残高についてでございますが、2009年度決算時における基金残高は、財政調整基金が31億787万2,000円、減債基金が23億8,141万3,000円となっております。  続きまして、財政調整基金と減債基金の役割と過去5年間の推移についてお答えいたします。  財政調整基金は、地方公共団体における年度間の財源の不均衡を調整し、突発的な災害や緊急を要する経費に備えるために設置しております。  減債基金は、市債の償還に必要な財源を確保し、もって将来にわたる市財政の健全な運営に資するために設置しております。  次に、過去5年間の財政調整基金の推移ですが、平成16年度が約17億円、平成17年度が約26億6,000万円、平成18年度が約30億5,000万円、平成19年度が約30億5,000万円、平成20年度が約32億2,000万円となっております。  続きまして、減債基金の推移についてお答えいたします。  平成16年度が約21億3,000万円、平成17年度が約26億4,000万円、平成18年度が約29億4,000万円、平成19年度が約26億7,000万円、平成20年度が約26億8,000万円となっております。 ○金城徹 議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   ありがとうございました。  財政調整基金と減債基金の推移をお尋ねしました。  先ほどの補正予算の質疑の時にも明らかになりましたが、那覇市の貯金とも言える財政調整基金は、2004年(平成16年)には約17億円だったものが、2009年(平成21年度)決算時には31億円。  そして今回2010年の9月の補正予算時には37億5,000万円にまで積み立てられております。  今回の質疑では、自治体の貯金とも指摘されている、もう一方の基金。減債基金について注目したいと思います。減債基金とは、答弁にもありましたように、那覇市の市債などの借金の返済に備えるための基金です。  そこで2回目の質疑を行いますが、2009年度決算時点の那覇市の市債残高はいくらでしょうか。また、市債の償還の状況はどうなっているのか。この点お聞かせください。 ○金城徹 議長   渡慶次克彦企画財務部長。 ◎渡慶次克彦 企画財務部長   比嘉瑞己議員再質疑についてお答えいたします。  2009年度決算時点における市債残高は1,269億9,396万3,000円となっております。  また、市債の償還状況でありますが、当初予算編成時に、市債の償還額を確保し、償還を行っております。 ○金城徹 議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   那覇市の市債残高は1,269億円、このことがわかりました。  しかし、償還状況もしっかりと行われているとの答弁です。それでは、今回は、もう少しこの市債についてその性質を見ていきたいと思います。 那覇市の減債基金は、ただいまの金額、1,269億円もある市債を償還していくための基金であると当局の説明にもありました。  ではなぜ、この減債基金も、財政調整基金と同じように自治体の貯金と指摘されるのでしょうか。  実は自治体の持っている借金、市債の償還の方式には大きく分けて2つの種類があります。  1つは、定時償還方式と呼ばれる返済方法で、住宅ローンのように、毎年、一定額の返済を行うやり方です。  そしてもう1つの償還方式が、満期一括償還方式と呼ばれるものです。この方式は、借り入れから一定期間が過ぎて、満期の日に達したときには、一括して全額償還しなければならない方法のことです。  なので、この満期一括償還方式の市債分のお金については、一括償還に備えて減債基金にちゃんと積み立てておく必要性があります。  しかし、言いかえれば、この満期一括償還方式分以外の減債基金は、適正かつ計画的な管理があれば、取り崩すことも可能だということができます。実際に那覇市も予算編成時には、取り崩しを行っているところです。  それでは最後の質疑を行いますが、先ほどの那覇市の市債1,269億円のうち、一括償還に備えて、減債基金にはどうしても積み立てなければいけない、満期一括償還方式の市債はいくらあるのかお聞かせください。 ○金城徹 議長   渡慶次克彦企画財務部長。 ◎渡慶次克彦 企画財務部長   比嘉瑞己議員の再質疑の、本市での満期一括償還方式の市債残高についてお答えいたします。  本市における満期一括償還方式の市債残高はございません。以上でございます。 ○金城徹 議長   これで、通告に基づく質疑は終わりました。 ○金城徹 議長   これにて質疑を終結いたします。 ○金城徹 議長   ただいま議題となっております、9件の事件については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ○金城徹 議長   日程第6、報告第25号、専決処分の報告についてから、報告第34号、平成22年度の健全化判断比率の報告についてまでの10件の事件を一括して議題といたします。  ただいまの報告書は、本定例会における議案と一緒に配付しておきました。 ○金城徹 議長   これより質疑に入りますが、通告に基づく質疑はありません。
    ○金城徹 議長   これにて質疑を終結いたします。 ○金城徹 議長   この際、諸般の報告を行います。  本日までに受理いたしました、陳情第60号、那覇市久茂地児童館存続についてから、陳情第63号、子宮頸がんワクチン接種事業の早期実施実現に向けてまでの4件の陳情は、お手元に配付の陳情文書表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託しましたので、ご報告いたします。 ○金城徹 議長   以上で本日の日程は、すべて終了いたしました。  なお、明後日9月24日・金曜日からは、各常任委員会を開き、付託案件等の審査を願います。 ○金城徹 議長   次回の本会議は、9月30日・来週の木曜日でございます。  当日も、午前10時に本会議を開き、それぞれ、所管の委員長の審査報告を求め、質疑・討論・表決を行います。 ○金城徹 議長   本日は、これにて散会いたします。             (午後2時59分散会)  上記のとおり会議録を調製し、署名する。   平成22年(2010年)9月22日     議  長  金 城   徹     副 議 長  翁 長 俊 英     署名議員  久 高 友 弘     署名議員  亀 島 賢二郎...